第二十九話 研究所の防衛
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「エリアLで古い研究所らしき施設を発見したの、施設の構造はモデルXが発見された初代司令官の研究所と似ていて、ライブメタルに関する手掛かりが残されているかもしれないの。二人共、エリアLに向かって研究所にあるデータを回収してもらえないかしら」
「エリアLってどうやって行くの?」
「そうね…エリアHの紫の扉を通れば短時間で辿り着けるはずよ…以前大型メカニロイドを倒した場所になかったかしら?」
「あったな、そう言えば」
エールの問いにプレリーがエリアLまでの最短ルートを教えると、ヴァンも頷いてエールと共にブリッジを出ようとした。
「あ、待って、エリアLには特殊な電波兵器があるの。スコンブレソスが気付け薬を持っていたから彼から譲ってもらってね」
「「了解」」
因みにスコンブレソスは男女差別を地で行く人物であり、エールの倍のEクリスタルを譲ることになった。
後でこのことは必ずプレリーに報告しようと心に誓うヴァンであった。
まずはエリアAに向かい、そこから遊園地のあるエリアHに向かって遊園地に入る。
そして復活した巨大メットールを破壊して紫の扉を発見した。
「多分この扉だな」
「何で遊園地の近くに作ったんだろ?」
「さあな」
いや、遊園地の近くだからこそ気付かれないと思ったのかもしれない。
二人は扉を潜って先に進むと研究所らしい場所に出た。
しかしここでは大規模な爆撃が行われており、絶え間なく爆音と地響きが起きている。
『大変よ!敵がそのエリアに攻撃を始めたわ!このままじゃ研究所に残っているデータや施設を破壊されてしまう!データが残されている部屋はその先にあるはずよ!急いで!』
「全く、セルパン・カンパニーの連中は働き者が多いことで」
「何でその労働力をもっとマシなことに使わないのかな?」
プレリーからの通信にヴァンとエールは辟易したような表情を浮かべながら研究所内を駆け抜ける。
道を塞ぐコンテナなどの障害物を壁蹴りで突破し、ヴァンがバスターショットを引き抜き、ドラム缶をショットで壊していく。
そしてエールはモデルHXに変身し、上空のリフターに乗ったメカニロイドをエアダッシュとホバーを駆使してダブルセイバーで両断しながら進んでいく。
二人が上と下の敵を請け負うことでスムーズに進んでシャッターを抉じ開けて更に奥へと進んでいく。
「あれが、プレリーの言っていた電波兵器か?」
この通路にはいくつかのアンテナがあり、青い電波と赤い電波を発していた。
『そうだ。俺も昔あれで痛い目に遭ったからな…あの電波を受けると体の感覚がおかしくなって思うように進めなくなる。スコンブレソスから気付け薬を貰ってるだろ?あれを飲めば一回電波を受けて
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