第82話
[1/13]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
2月3日、同日AM9:10――――――
翌朝、アリサ達は里に到着したカレイジャスでオリヴァルト皇子達が連れてきた”協力者達”との顔合わせをしていた。
〜カレイジャス・ブリーフィングルーム〜
「貴方達がこれからオレ達に協力してくれる新たな”協力者”達……」
「つーか、ほとんど女ばっかの上ガキまでいるじゃねぇか。」
ガイウスは初めて対面した新たな協力者達――――――銀髪の女性、剣士の女性、赤毛の青年、作業着の少女を見ると呆けた声を出し、アッシュは呆れた表情で呟いた。
「フッ、ティータ君はこう見えても君達よりも実戦を経験している上、彼女こそが今の君達にとって待望の”優秀な技術者”でもあるのだよ?」
「ええっ!?という事は昨日殿下の話にあった”優秀な女性技術者”はそちらの女の子の事だったんですか!?」
静かな笑みを浮かべて答えたオリヴァルト皇子の説明を聞いたアリサ達がそれぞれ驚いている中エリオットは信じられない表情で少女を見つめ
「はわわわ……っ!?”優秀な技術者”だなんてオリビエさん、わたしの事を持ち上げすぎですよ……!わたしはようやく、”見習い”を卒業したばかりですよ……!?えとえと……わたしの名前はティータ・ラッセルって言います。これからよろしくお願いします!」
「ええっ!?ラ、”ラッセル”って事はもしかして貴女、シュミット博士と同じ”三高弟”の一人のアルバート・ラッセル博士の縁者なの……!?」
少女――――――ティータはオリヴァルト皇子とエリオットの言葉に慌てた後自己紹介をし、ティータの名前を聞いてある事に気づいたアリサは驚きの表情で訊ねた。
「ああ。彼女はラッセル博士の孫娘で、幼い頃からラッセル博士から技術者として指導してもらっていたお陰で、この若さで既に技術者としての腕前は”優秀”と言っても過言ではないだろう。」
「はうう〜……ミュラーさんまで……えっと……それよりもお姉さんってもしかして、グエンさんのお孫さんですか?」
静かな笑みを浮かべて答えたミュラー少佐の説明を聞いたティータは恥ずかしそうな表情を浮かべた後気を取り直してアリサに訊ねた。
「え、ええ……でも、どうしてお爺様の事を……」
ティータが祖父を知っている事に驚いたアリサは戸惑いの表情で訊ねた。
「えへへ……お爺ちゃんとグエンさんは昔から仲が良くて、年に一度グエンさんが大陸各地を回る時にもリベールにも来てくれて、その度にいつもわたし達の言えも訊ねてくれたんです。」
「そ、そうだったんだ………それじゃあ同じ孫同士、私達も仲良くしましょうか?」
ティータの説明を聞くと目を丸くし、そしてティータに微笑み
「はいっ……!あ、それとお母さんもアリサさんのお母さんのイリーナさんとも昔からの知り合いだって言っていましたよ。」
アリサに微笑まれ
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ