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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第82話
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って”紅き翼”の協力者達を集める話を聞いた時から、”懐かしい顔ぶれ”を集める事は目に見えていたし、その中でも特に”紅き翼”にとって必須だった”優秀な技術者”を確保するために絶対にティータに協力を頼むと思っていたわ。――――――ついでにティータとセットでアガットもついてくる事もね♪」
「ええっ!?それじゃあレン皇女殿下はオリヴァルト殿下達が僕達と別行動することを知った時点で殿下達がティータちゃん達を集める事を想定していたんですか!?」
「ハハ………やっぱりレン君には”読まれて”いたか。」
「おいコラ……何で俺をティータとのセット扱いしやがるんだ!?」
レンの説明を聞いたその場にいる多くの者達が血相を変えている中エリオットは驚きの声を上げ、オリヴァルト皇子は苦笑し、アガットはレンを睨んだ。

「そりゃ今までのアンタ達の事を知っていたらレンじゃなくても、あたし達もあんたとティータをセット扱いしてもおかしくないわよ。」
「うんうん、何せ二人の絶妙な距離感が微笑ましさを見ていたら、普通はそう思いますよね!」
「はっはっはっ、”影の国”の再会した二人は微笑ましく、甘かったねぇ♪」
「……貴様は調子に乗り過ぎだ。」
「あ、あう……」
「て、てめぇら……」
一方アガットの言葉を聞いたシェラザードとアネラス、オリヴァルト皇子はアガットをからかい、ミュラーは顔に青筋を立ててオリヴァルト皇子に注意し、話の的にされたティータは恥ずかしそうな表情で溜息を吐き、アガットは仲間達を睨み
「むむ……っ!やはり、アガットさんが最大の好敵手(ライバル)か……!」
「アンちゃんは一体何に対してアガットさんに対抗心を燃やしているの……」
「どうせそいつの事だから、間違いなくロクでもない事だろうぜ。」
更にアンゼリカはアガットに対抗心を燃やし、その様子にアリサ達が冷や汗をかいて脱力している中トワとクロウは呆れた表情で呟いた。

「クスクス……話を戻すけど、レンがわざわざここに来たのはアガットに”これ”を渡す為よ。」
そしてレンは小悪魔な笑みを浮かべた後アガットに向けて何かを投げ、アガットはレンによって投げられた何かを片手で掴んだ。
「コイツは確かメンフィル(おまえら)の……」
レンによって投げられて掴んだ何かを片手を開いて何かが自分にとって見覚えのある”耳飾り”であることを確認したアガットは目を丸くし
「フム……霊力(マナ)を感じる所から察するに、その耳飾りは魔導具の類か?」
「ええ。”帰還の耳飾り”と言って、1回限りだけど使用者とその周りにいる人を一人だけ耳飾りに登録されている場所に”転位”で帰還させるメンフィルが開発した撤退用の魔導具よ。」
「メンフィル帝国はそのような魔導具を……」
「1回限りで転位する場所が限定されているとはいえ、転位魔術
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