第82話
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イ………子爵閣下とも互角の斬り合いを繰り広げたという”八葉一刀流”の”開祖”か。」
「そしてリィンに”八葉一刀流”を教えた”師”でもあったな……」
ラウラの疑問に苦笑しながら答えたサラの説明を聞いたアリサ達が驚いている中トワは驚きの声を上げ、ユーシスとガイウスは真剣な表情で呟いた。
「アネラス殿の祖父がかの”剣仙”……という事はアネラス殿も”八葉一刀流”の剣士なのですか?」
「うん。まだまだ修行中の身だけど”奥伝”を授かっているよ。それとお祖父ちゃんに直接”八葉一刀流”を教わっているから、一応リィン君は私にとって”弟弟子”になるよ。」
「リィンの今の伝位の”中伝”の上の”奥伝”だから、もしリィン達とやり合うことになってもアネラスがリィンへの対策になるから、ラッキーだね。」
「まあ、そもそもあいつらとやり合う事態に陥らないのが一番なんだがな……」
興味ありげな表情を浮かべたラウラの疑問に答えたアネラスの説明を聞いたフィーは静かな笑みを浮かべ、フィーの言葉にクロウは苦笑していた。
「う、うーん……期待している所悪いけど、確かに今の私の伝位は”中伝”のリィン君よりは上だけど、おじいちゃんからの手紙によるとクロスベル迎撃戦での活躍を知った時点でリィン君に”奥伝”を授ける事を決めているようだし、この戦争での活躍次第によってはこの戦争を乗り越えた際に”皆伝”を認める事も考えているらしいから、それらの件を考えると私一人でリィン君を抑えられるとは思えないんだよね〜。」
「なっ!?”皆伝”も認める事を検討しているって事は……!」
「今回の戦争の件でリィンにも”剣聖”の称号が付けられる事になるかもしれないって事ね……」
「…………………」
疲れた表情で答えたアネラスの話を聞いた仲間達がそれぞれ血相を変えている中マキアスは驚きの声を上げ、セリーヌは目を細めて呟き、エマは自分が”導いた”起動者であるリィンの急成長に対しての自分の未熟な力量に辛そうな表情を浮かべて黙り込んでいた。
「それで?アガットの別の目的は………もしかしてティータ絡みかしら?」
「そうだが……何で、すぐに気づいたんだ?」
サラの問いかけに肯定したアガットは不思議そうな表情で訊ね返した。
「エステル達がエレボニアに来てあたしを訊ねた時にあんたとティータの”仲の良さ”についても”色々と”聞いているわよ〜?」
「あ、あいつら………!」
「はうう〜……一体何を言ったんだろう、おねえちゃんたち……」
「ほほう?サラ教官、その件について、是非とも後で私にコッソリと教えてください!」
「ア、アンちゃん……」
からかいの表情を浮かべたサラの話を聞くとアガットは顔に青筋を立てて身体を震わせ、ティータは頬を赤らめて恥ずかしそうな表情を浮かべ、興味ありげな
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