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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第82話
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を聞いた事があったような。」
「え……”レン”ってもしかしてメンフィル帝国のお姫様の一人のレン皇女殿下の事?」
アンゼリカの自己紹介を聞いて答えたティータの答えに仲間達がそれぞれ驚いている中エリオットは目を丸くして訊ねた。
「あ、はい。レンちゃんはわたしにとって一番の親友で、時折連絡を取り合っているんです。今回の戦争の時もレンちゃんも忙しいのに、その合間にわたしに連絡をする暇をみつけてレンちゃんの今の状況についてとかも連絡してくれて……だから、アンゼリカさんを含めた”Z組”の皆さんの事もある程度レンちゃんから聞いています。」
「”殲滅天使”が”親友”って……よく今もあんな性格最悪な皇女と”親友として”付き合っていられるよね?」
「全くよね。見た感じの印象からしても真逆の存在に見えるわよ、アンタと”殲滅天使”は。」
「もう……二人とも、レン皇女殿下に対して失礼よ……」
ティータがレンと親友の関係であることを知ったフィーはジト目で、セリーヌは呆れた表情で呟き、二人の言葉を聞いたエマは疲れた表情で注意した。

「えとえと……確かにレンちゃんは人を殺す事を楽しんでいますし、敵に対してはわたし達も”可哀そう”って思うくらい酷い事を平気にしますけど……それでも本当は優しい人なんですよ。わたしみたいな親しい人に対してはとても優しくしてくれますし、リフィアさん達みたいに民間人の人達を守る事は当然だと思っている人でもあるんですよ。」
「異世界の大国の跡継ぎの皇女すらも”さん”づけで呼ぶとは、さすがはあの皇女が”親友”と認めた者であるという事か……」
「フッ、是非ともレン皇女殿下とセットで揃った所を見てみたいものだね。……ちなみにそのレン皇女殿下からは私の事でどんな話を聞いたのだい?やはり頼りがいのある、身も心も捧げていいような素敵な麗人という話かなっ!?」
レンを庇っている際にティータがメンフィルの次期女帝であるリフィアの事を”さん”付で呼んだ事にアリサ達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中、ローゼリアは苦笑し、アンゼリカは興味ありげな表情で訊ねた。
「……えっと……エレボニアに行ったらわたしの”貞操”を守る為にもアンゼリカという男装のお姉さんはオリビエさんとは別の意味でくれぐれも気をつけた方がいいって……」
「レン皇女殿下あああああっ!!!」
しかし困った表情で答えたティータの答えを聞くとアンゼリカは思わす叫び、それを見たその場にいる全員は冷や汗をかいて脱力した。

「ま、妥当な評価じゃねぇか?」
「ああ、こればかりはどうにも……」
「うーん、アンちゃんも”半分くらい”は冗談だと思うんだけど……」
「そうかぁ?俺は”9割くらい”は”本気”に見えたぞ?」
我に返ったクロウとラウラ、トワは苦笑しながら呟き、アッシュはジト目でアン
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