第82話
[2/13]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
たティータも笑顔を浮かべて頷いた後ある事を思い出して答えた。
「か、母様まで貴方のお母さん―――エリカ博士と知り合いだったの!?」
「はい。ただお母さんは今回の戦争の件で帝国政府に協力するイリーナさんにも怒っているようでして……『今度会ったら一発スパナで思いっきりぶん殴ってやる』って言っていましたけど……」
驚いているアリサの疑問に答えたティータは疲れた表情で自身の母の言葉をアリサに伝え、それを聞いたその場にいる全員は冷や汗をかいて表情を引き攣らせ
「あ、あはは………私も今回の母様の行動には思う所があるから、その件でティータちゃんが気にする必要はないわよ。というかむしろその方が母様にとっていい薬になるような気がしてきたわ。」
アリサは苦笑しながらティータに罪悪感を抱く必要はないような事を伝えた後ジト目になってイリーナ会長を思い浮かべた。
「………天使だ……」
「へ………」
するとその時アンゼリカは呆けた表情でティータを見つめながら呟き、それを聞いたトワは呆けた声を出した。
「愛らしさと幼気さを残しつつ少女として未だ成長しつつあるしなやかで瑞々しい身体つき……!ミルクのような匂いのハニーブロンドとギャップ萌えでしかない技術者!まさか君のような天使に出会えるとはっ。リベールから来たんだったよね!?ようこそ、エレボニアに!!」
そしてアンゼリカはティータに近づいて興奮した様子で声を上げ
「ふえええっ!?」
「コラコラ、止めなさい。」
「初対面の連中に早速”それ”を見せるとか、相手も引いてるぞ。」
「もう、アンちゃん!ティータちゃんが怯えてるでしょ!」
アンゼリカの様子にティータが怯えている中サラとクロウはジト目で、トワは真剣な表情でアンゼリカを注意した。
「……そこのスチャラカ皇子といい、エレボニアには”癖”が強すぎる奴しかいないのかよ?」
「いや、さすがにそれはアンタの考え過ぎよ……多分、あの二人が”例外”なんだと思うわよ。」
「うーん、ティータちゃんのチャームポイントにすぐに気づくとは、中々”わかっている”ね〜。」
「な、何だかアンゼリカ先輩のせいで早速協力者の人達にエレボニア人に対する間違った印象を植え付けているような気が……」
「ったく、相変わらず突き抜けたパイセンだぜ。」
一方赤毛の青年は呆れた表情でアンゼリカを見つめて呟き、青年の言葉に銀髪の女性は疲れた表情で答え、剣士の女性は口元に笑みを浮かべてアンゼリカを見つめ、マキアスはジト目で呟き、アッシュは呆れた表情で呟いた。
「フッ、私としたことがつい我を忘れてしまったようだよ。――――――私はアンゼリカ・ログナー。カレイジャスの主任操縦士も担当している。これからよろしく頼むよ。」
「そ、そうだったんですか……レンちゃんからもお名前
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ