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魔法少女リリカルなのは 小さい頃から時空管理局に勤めていた少年
管制人格になんて勝てるわけない。
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「そっか。それなら頑張ろうか。」
一度は逃げたけれど、民間協力者を危険な目にはあわせられない。
僕はそう思い、とにかく急いだ。
転移を使わないのは、なるべく魔力を温存しておくため。


「遅れてすみません。今から僕の一番強い魔法を使いますので離れていてください。」
「わかったの。」
なのはさんが離れたのを確認して、
「星の命よ、僕に力を、ギャラクシーブレイカー。」
僕は溜めてあった魔力の四割を使って放った。
「これで少しは弱った筈です。」
僕は通信でアースラにいるエイミーに報告をした。
『管理局の方聞こえてますか?』
『そこにいる子の保護者の八神はやてです。』
「はやてちゃん。」
『なのはちゃん。ホンマに?』
「なのはだよ。色々あって闇の書さんと戦っているの。」
『ごめんなのはちゃん、なんとかその子止めてくれる?』
「えっ。」
『魔導書本体からコントロールは切り離せたんやけど、・・・』
僕は僕の出番ではないと考えて、アースラに戻ることにした。


アースラに戻ってきてから、僕は戦闘の映像を見ながら、レポートを書いていた。
「昇進も嬉しいけど、この部隊から外されるのは嫌だな。」
今回の事件を持って、僕は舞台を移動する事になった。
僕が行く部隊の名前はゼスト隊。
二ヶ月で移動になるのは僕がはじめてになると聞いている。
二階級特進。
僕がレジアス中将からはそう聞いている。
二階級も上がってしまうと、三等空佐になって、部隊長クラスになってしまう。
そんなことを思いつつ映像を見てみると、三人の少女が強力な魔法を打つ瞬間が映っていた。
『アルカンシェルを発射します。全乗組員は対ショック防御。』
初めて見るアルカンシェル。
僕がこれを見るのはこれで最後だと願いたかった。


翌日のリインフォースが他界する際は黙って見守った。


「短い間でしたけど、ありがとうございました。次の部隊でここでの経験を生かして、頑張っていきたいと思います。」
ついには移動の日がやって来た。
リンディー提督の申し出を受け入れたため、僕の名前は未来・夏村・ハラウオンと長くなってしまったが、アースラの仲間は今まで通り、未来君と呼んでくれた。
「本当に短かったわね。次はミッド地上のゼスト隊でしたっけ。気を付けてね。」
「はい。」
僕はこうしてこの部隊を後にした。

一年後には、再び昇進して、二等空佐になった。
ゼスト隊長は優しく、地上本部には欠かせない人物だと思った。
そしてクイントさんも優しくしてくれた。
二人は僕を家族のように慕ってくれた。
しかしその幸せは長くは続かなかった。

数ヶ月後、
ゼスト隊は、ある研究施設の調査に向かった。
しかしそこで襲撃にあってしまい、僕とメガーヌさん以外
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