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ドラえもん のび太の転生ロックマンX(若干修正版)
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わからなかった。どうせ悪ふざけで言っているのだろうか。でも、ドラえもんがここにいるっていうことはきっと僕のことを助けてくれたんだよな。

「ふざけないでよドラえもん。こんな変なところに連れて来て。早く帰らないとママが怒るよ。」

「だ・か・ら!私、“ドラ神様”!!ドラえもんじゃないよぉ〜!!」

ドラえもん?は、まじめな顔で俺の顔を見ながら言う。ひょっとしたら故障でもしたのだろうか?

「どうしちゃったんだよ?ドラえもん。もしかして、どこかおかしくなったとか・・・・・」

「そうじゃなくて、私、本当に神様ねっ!!この耳見て!あの青タヌキにこんなチャーミーな耳ある!?」

ドラ神様と名乗るドラえもん?は、耳をアピールしながら言う。確かに途中で付け直したわけでもないようだけど。でも、このままじゃ埒が明かない。

僕は彼と話を合わせることにした。

「えっと・・・・・そのドラ神様が僕に何の用ですか?」

「う〜んとね〜。」

ドラ神様は勿体ぶった様子で渋る。

早くしてくれないかな?

今日は『宇宙ターザン』のお正月スペシャルに『建設巨神イエオン』の劇場版放送が控えているのに。

「あの・・・・・早く話してくれないかな?早くしないと『宇宙ターザン』の放送時間になっちゃうから・・・・・」

「そうそう。チミ・・・・・・・実は死んじゃったの。」

「死んだって・・・またまた冗談言って・・・えっ?」

ドラ神様が言う言葉に俺は思わず愕然とした。

 

死んだ?

いくらなんでも冗談だろ!?

死んだら未来が変わっちゃうじゃないか!?

「そんな!?冗談でしょ!?ドラえもん!?」

「いんや、本当のことだよ。あのトラックに跳ねられて、病院に緊急搬送されてお医者さんの奮闘虚しくご臨終。ご愁傷さまでした。」

「うわぁ〜!!嘘だぁ〜!!」

僕は、この時泣き出してしまった。

死んだとなれば本来の未来が消える。

しずかちゃんと結婚することも。

未来でセワシ君が生まれなくなることになり、ドラえもんも消える。

つまり、目の前にいるドラ神様はドラえもんとは全くの別人だということが証明されてしまったのだ。 

「ねえ、元の場所に戻してよぉ〜!神様なんだからできるんでしょ!?ねぇ〜!!」

僕は、いつもドラえもんにするように泣きついて彼に頼み込む。
 
「ダメダメ、そんなことしたら規則違反になっちゃう。」

「規則違反って何!?」

「それは神様だけの秘密。」

ドラ神様は、意地悪そうな顔で言うが俺の頭はパニック状態だ。


もしかしてこのまま天国行きか?

天国なら大好きだったおばあちゃんに会えるかもしれないからいいけど。


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