暁 〜小説投稿サイト〜
崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
聖女Mが来る/新興宗教『人間同盟』
[7/9]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
なにかないかと考えていた時、こんな殺伐とした状況に透き通るような声が響いた。
「だ、誰だ!?」
自然と人の波が割れ、二人の人物がこちらに歩み寄ってくる。
「多数でよってたかって迫害する。そのような行為のどこに、正義があるのでしょう?」
やってきたのは男女二人。
語りながら先頭を歩く女性はその格好、見た目からは人間ではなくサーヴァントだと分かった。
「お分かりですか?このような行為は間違っています。サーヴァントを悪魔だと決めつ」
「うるせぇ!いきなり何様だてめぇは!!」
と、ありがたーいお説教に一人の人間同盟の教徒が割って入る。
持っていたスコップをふりかぶり、その女性の頭をかち割ろうとした次の瞬間
「アンタが何様よ!!」
「ぐはぁ!?」
手に持っていた十字架を模した杖をフルスイング。
男は吹っ飛び、やがて見えなくなった。
「よくもあいつを!!この悪魔め!!」
それに続けてもう一人の教徒が後ろから襲い掛かる。
だがしかし、
「私が、悪魔ですって?」
振り向き、叩きつけられようとした鉄パイプを掴んだ。
「上等じゃないの、ええ!?」
「ひ…ひぃ!?」
そのまま女性は、いとも簡単に鉄パイプをねじ曲げてみせた。
こわい。さっきの優しい雰囲気はどこにいったんですか?
「あ、あくまだ…あくまだあぁー!!!!!!」
鉄パイプをぐにゃぐにゃにされた男は完全に怯え、腰を抜かしながら逃げていった。
それを発端に、他の奴等も救援に来てくれた教徒達も恐怖に駆られ、叫びながら蜘蛛の子を散らすように逃げていく。
「ったく…一昨日来いっての。」
さて、ここで問題だ。
俺達二人のピンチを救った、この優しそうで全く優しくない姉御肌のライダークラスのCV早見沙織のサーヴァントと言えばだーれだ?
「…マルタ。」
「やだいけない!私ったらまた…!」
そうだね。マルタだね。
完全にキレていたマルタさんはマスターらしき男性に呼ばれ、ハッと我に返る。
そして俺たちの方を向き、穏やかな笑顔を浮かべてみせた。
「大丈夫?お怪我はありませんか。」
「ないです。」
「そう、それは良かった。たまたまこの街に立ち寄って人間同盟に囲まれるあなた方を偶然見かけたもので」
なるほど、つまりは助けてくれたというわけだ。
「いやーありがとうございます。生憎俺のサーヴァントはクソザコナメクジなので戦いには不向きでして!」
「クソザコナメクジ!?」
「いいからへりくだっとけ!」(小声。)
「そうですぅ?クソザコナメクジ!星5の恥!でもマイルーム性能は人権鯖にも引けを取らない刑部姫ですぅ?」
こいつ…自虐しながら自分をほめてやがる…!
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ