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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
聖女Mが来る/新興宗教『人間同盟』
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言い始める教徒達。
そして、

「我々人間の居場所はない?だったら作ればいい!!」
「そうだ!悪魔を追い出して俺達の世界を取り戻すんだ!!」


逆効果だった。
数人の発言を発端に彼らはまた騒ぎ出す。
悪魔に負けるか、これくらいじゃ自分達は引かないぞと。

「なんだよこの熱意…きもちわりーんだけど。」

「これは相当のめりこんじゃってるよね。ヤバいヤバい…。」

これはアレだな。分からせる必要がある。

「おっきーなんとかしろ、最悪死人が出てもかまわん。いや出せ。見せしめに殺せ。」
「りょーかーい。」

熱心な宗教家にはちょいと殉教してもらおうか。
なに、数人分血を見せればこいつらも逃げるだろうよ。

「やれ。」

おっきーに指示を出すと待ってましたと言わんばかりに折り紙の蝙蝠が奴等めがけて飛んでいく。
さぁやれ。血飛沫見せろ。さっきまで命だったものを辺り一面に転がせ。

サーヴァントなら人間が敵うハズがない。
と、
そう思ってる時期が、俺にもありました。

「あれ…?」

こちらが攻撃の意思を示した。
すると同時に彼らは鉄パイプやらスコップやら武器になりそうなものを取り出し、反抗を始めたのだ。

「こんなもの…!この程度じゃ俺達は止まらないぞ!!」

例え切り傷を負ったとしても、彼らは怯むことなく立ち向かう。
そして彼らは手に取った各々の武器で、群がる蝙蝠を次々と叩き落としていくではないか。

「おっきーマジでなんとかしろ。」

「む、無理かも。だってあれ見て。」

おっきーが指差した方を見てみれば、何人かが松明をつけ始めている。
それを振り回し、折り紙のしもべ達はいとも簡単に燃えて散っていく。

「"教祖様からの情報通り"だ!折り紙使いの悪魔にはこれが効く!!」

なにあれ。もしかして弱点見抜かれてた?
つかなに?教祖様おっきーのことお見通しなの?

「な、なぁおっきー。」
「ごめんまーちゃん。詰んだかも。」

あれ…俺のサーヴァント…弱すぎ…?
さらに、

「来た!本部からの救援だ!」

別方向からやってきたもうひとつのひとだかり。
俺とおっきーはそいつらに囲まれ、逃げることすらも出来なくなった。

「覚悟しろ悪魔!契約者もろとも火炙りにしてやる!!」

え、なにそれやば…。

「やべーわこれ。今から入れる保険ある?」
「ううん、ない。」

そっかぁ!!

たかが人間ってナメてたわ。
もしかして俺の人生ここで終わり?
やだよ、俺達には正しいと信じる夢があんだぞ。
こんなところで終わらせてたまるもんかよ。

考えろ、考えろ俺…!
何か突破口があるハズだ!

「お待ちなさい」

「…?」

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