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崩壊した世界で刑部姫とこの先生きのこるにはどうしたらいいですか?
ほんへ
コラボ章-様々なサーヴァントとマスター…そして性癖。-
聖女Mが来る/新興宗教『人間同盟』
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にな。」

早めの朝食をとり、今朝あったことをおっきーに伝える。

「でもサーヴァントが悪魔かぁ…。別にみんな大切にしてくれたマスターの為に何かしてあげたいだけだと思うんだけどね…。」
「そう説明しても、奴等にゃ無駄だろ。」

この崩壊世界にサーヴァントがやってきた理由。
それは大半が自分を大事にしてくれたマスターに会いたいから、もしくは一緒にいたいからだとおっきーは言う。
確かに、今まで出会ってきたサーヴァントは皆マスターを大切にしていた。
魂を取ろうとか、そんなまさに悪魔じみた考えの奴なんか見たことない。
まぁ精は搾り取られそうだけど。

「もうこの話やめよーぜ。なんか依頼来てないの?」
「んーとね、実はたくさん来てて…」

話題を変えるべく、俺はおっきーに何か依頼は来ていないのかと聞いてみる。
iPadを起動し、ホームページに投稿された依頼を見ていくが、

「ほら、ちょうどその人間同盟絡みのが。」

話題変わってねーわ。

iPadをこちらに寄越してくれたがそこには『最近変な宗教の人達が商売の邪魔をしてきて困ってる』だの『人間同盟とか名乗る人達がここ最近サーヴァントを追い出せと毎日騒いでてうるさい、なんとかして』とか、他にもたくさんあるがそのどれもが人間同盟関係のものばかりだった。

「やだよ俺、宗教に関わったらぜってーロクなことねーもん。」

とんでもない事に巻き込まれるのとかはごめんだぞ俺。
俺は別に物語の主人公とかにはなりたくねーから。
ただ平穏で自分勝手で好き放題できて嫌なこと何一つない悠々自適な生活したいだけだからな。

「あーやめだやめ!今日は休み!臨時休業!!」

もうどこを見ても人間同盟ばっかりなのでうんざりだ。
そんなわけでもう探偵業は今日はお休み。
扉には『本日休業』の張り紙をし、思い切り伸びをする。

「お仕事休むの?」

「今日は休むわ。ほら、明日から本気出せばイイっていうだろ?」

「そうだね!!」

今日は休んで明日からやる。
その意見にはおっきーも大賛成だ。

「さーてなにすっかなー。」

そんなわけで今日一日ヒマになった俺はどう時間を潰すか考える。
そうだな…確かこの前の依頼の報酬でもらったゲームがあったな。
それともおっきーと一狩り行くか?
それとも思いきってYouTube界に進出してみるか!
でもバレるのやだし…そうだ、Vtuberになろう。
おっきーにバ美肉のデザイン描いてもらお。

「まーちゃん?」
「あ?」

と、何しようかアレコレ考えていたら後ろからおっきーが抱き付いてくる。
猫撫で声で後ろから抱きついてきて当ててんのよしてくる時はアレだ。うん。

「今日は一日、休みなんだよねー?」

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