暁 〜小説投稿サイト〜
夢幻水滸伝
第百三十四話 琉球沖の戦いその九
[1/2]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「次から次に来ます」
「その数を使って」
「押し切ろうとしていますね」
「休まず攻めて」
「そうしてきて」
「それならこちらはです」
 自分達はというのだ。
「このまま防ぎ」
「そしてですね」
「敵の数を減らし」
「そしてそのうえで」
「ここはですね」
「敵の数を減らし最後の最後まで」
 まさにというのだ。
「守りきります」
「そうしていきますね」
「ではここは」
「座って戦う」
「それでは」
「凌いでいきます」
 こう言ってだ、そしてだった。
 十五万の大軍を相手に五分の戦いを行っていた、鈴子は守りに徹していたが中国軍十五万に加えて。
 今度は二十四万の大軍が来た、それでだった。 
 綾乃は今度は滝沢の騎兵を即座にだった、その二十四万の軍勢の側面を攻めさせた。滝沢は自ら先頭に立ち。
 両手にそれぞれ神具を持って左右の敵を切りそこから術も放つ、そうしつつ率いる騎兵達に対して命じた。
「前にいる敵達をだ」
「倒す」
「そうしていけばいいですね」
「ここは」
「そうだ、迷うな」
 決してとだ、滝沢は自分に続く騎馬兵達に告げた。
「周り、こちらの攻撃が届く範囲は敵しかいない」
「だからですね」
「前も左右もですね」
「攻撃を仕掛ければいい」
「左様ですね」
「今は」
「そうだ」
 こう言うのだった。
「銃や術を放て、弓矢もだ」
「そうしたものもですね」
「全て放つ」
「周りに」
「近寄って来た敵は刀でだ」
 それでというのだ。
「切り捨てろ、とにかくだ」
「今はですね」
「周りを迷うことなく攻める」
「そして敵軍の中を暴れる」
「そうすればいいいですね」
「そうだ、そして敵の本陣に突っ込み」
 そしてというのだ。
「敵将や参謀を討つのだ」
「そうすればですね」
「この大軍もですね」
「ものの数でなくなりますね」
「かなりの数ですが」
「大軍も将帥がいなければだ」
 二十四万、今の日本軍から見るとその数だけで侮れずどうにも無視することが出来ない数でもというのだ。
「雑軍に過ぎなくなる」
「だからですね」
「今はこの大軍の本陣を叩きますね」
「このまま突き進み」
「周りの大軍を倒しつつ」
「そうする、今棟梁は敵の軍勢の本陣を見付けられてだ」
 空に浮かぶ八岐大蛇の背からだ。
「本陣を攻撃されている」
「万単位の軍勢にですね」
「そうしていますね」
「この度は」
「棟梁は」
「そうされているが」
 それがというのだ。
「我々もだ」
「そうしていきますね」
「ここは」
「そうしてこの大軍を倒しますね」
「そうだ、大軍でもだ」
 滝沢は敵の本陣の場所、旗が掲げられいるそれを見た。そこにはまさに今自分達が戦っている二十四万
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ