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ドリトル先生の競馬
第四幕その三

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「本当に日本人みたいだね」
「先生日本語も凄く上手だし」
 ダブダブから聞いてもです、もう先生の日本語は日本人と同じ位上手になっています。そうなってもう久しいです。
「余計にだね」
「しかもお素麺のおつゆに梅も入れるとか」
 ホワイティはこのことに注目しています。
「本当に日本的だね」
「あとこの前ざるそばを食べていたけれど」
「天婦羅と一緒にね」
 チープサイドの家族はこの時の先生のお話をします。
「その時もだったわね」
「随分と絵になっていたよ」
「今も本当に絵になっていて」
 ポリネシアが見てもです。
「日本の夏に完全に入っているわ」
「デザートは西瓜だったね」
 老馬はそちらのお話をしました。
「それも日本的だよ」
「いや、先生はね」
「何処までも日本的だよ」
 最後にオシツオサレツがお話しました。
「お素麺を食べている姿も」
「見事に日本だよ」
「そうなったね、いやイギリスにはないからね」
 先生は皆に笑顔で応えました。
「お素麺なんてものは」
「そうそう、イギリスの夏も違うしね」
「日本の夏と」
「だからお素麺を食べてもね」
「全然違うんだよね」
「けれど日本では」
 日本の夏ではと言う先生でした。
「こうしてだよ」
「お素麺だね」
「これが合うね」
「特にお昼には」
「この時には」
「こうしてお素麺を食べると」
 本当にというのです。
「最高だよ」
「しかもお素麺は三輪素麺です」
 トミーがまた言ってきました。
「奈良の」
「桜井のだね」
「はい、そちらのお素麺です」
「お素麺でも一番いいというね」
「そこのものでして」
「だから余計に美味しいんだね」
「そう思います、沢山ありますから」
 お素麺がというのです。
「茹で過ぎた位で」
「沢山食べていいね」
「残さない様にしましょう」
「そうだね、こうしてお素麺を食べて」
「その後は西瓜です」
「もう切ってあるからな」
「それで冷蔵庫に入れています」
 そうして冷やしているというのです。
「冷蔵庫には麦茶もありますから」
「余計にいいね」
「それとです」
「それと、とは」
「晩ご飯はサラダと冷たいお野菜のスープと」
 トミーは晩ご飯のお話もしました。
「コールドチキンです」
「それとご飯だね」
「そうです、ご飯ですが」
 主食はこちらでもというのです。
「ちょっとイギリス風にしてみました」
「それもいいね」
「あと明日はジャガイモが安かったので」
「沢山買ったんだ」
「それでジャガイモ料理を作ります」
 そうするというのです。
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