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真・恋姫†無双 守る為の戦い
董卓軍との一日
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にお前に、陳宮キックを当ててやるのです! 覚えておけなのです!」

俺にそう告げた後、陳宮は走って何処かに行ってしまった。……また懲りずに来そうだな、あの様子だと。

「気をつけなさいよ剛鬼、アイツは恋大好きっ子だから、些細なことで噛み付いてくるわよ」

「まだまだ餓鬼ってことか。まぁ、一応注意はするが何の問題もないさ」

敵意と殺意むき出しの蹴りなどに、恐怖などする俺ではない。

しかし、それに当たったところで痛くなさそうだが、毎回あんなことされたら面倒くさそうだな。

「剛鬼さんに詠ちゃんに恋さん、こんにちは」

陳宮の対処方法を考えようと思ったら、董卓が俺達の所に来た。
「…………こんにちは月」

「ようこんにちは」

普通に返す俺と恋だが、一人だけ違った。

「月! こんな所にどうしたの。 何か緊急事態でもあったの!?」

賈駆よ、董卓が来ただけでどう考えても騒ぎ過ぎだろう。

「何にもないよ詠ちゃん、剛鬼さんの模擬戦を見に来ただけだから」

微笑みながら、賈駆にそう告げる董卓。もうこの反応に慣れているのだろうが、賈駆はちょっと心配し過ぎのとこがないか?

「ならよかったわ。でも月、もう剛鬼の模擬戦は終わっちゃったんだけど」

「そうなの?」

賈駆にそう告げられ、ガッカリした顔をする董卓だが、そんなに俺の模擬戦が見たかったのだろうか?

「ゆ、月。そんなにガッカリしないでよ。何なら恋と模擬戦させる?」

「…………恋は構わない」

「いや、それは……」

恋は別にいいみたいだが、俺は流石に疲れそうだからやりたくないんだがな。

それに恋は、張遼と華雄相手にした時みたいにやったら、怒って俺に詰め寄って来そうな気がするし。

「何よ剛鬼、別に疲れてる訳じゃないんだからいいでしょ?」

「詠ちゃん、無理言って剛鬼さんに迷惑かけちゃダメだよ」

賈駆にそう言ってくれる董卓だが、性格的に賈駆に押しきられそうな感じしかしない。

「もう分かったわよ月。……剛鬼、今日はもういいわよ」

無茶苦茶、納得してない顔で言ってるな。まぁ何にせよ、董卓のおかげで何とかなったな。

「じゃあ俺は、その辺ぶらぶらするからまたな」

手を振って歩き出す。行く所の予定は特にないが、街の観察でもしてみるとしよう。

「…………恋も行く」

恋が後ろから走ってきて、俺の右手を握る。財布の中身は大丈夫だから、問題はないだろう。

「恋はもう仕事はないのか?」

「…………(コクッ)ない。だから剛鬼と一緒に行く」

嬉しそうな顔で俺を見る恋、全く嬉しい事言ってくれるな。しかし、もうすぐでかい戦いがおこる。俺はどうするべきだろうか?

「何て、考えるまでもないか」

「…………? 剛鬼、
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