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謎の少女
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にいるプレイヤーを排除できないということ。しかし、それは地面を移動する場合できること。私はキリト君とアスナを見やる。

「行こう。キリト君、アスナ」

「ああ」

「ええ」

 そして、私たちは地面を蹴る。呆然とした表情で見上げるサーシャさんと軍のメンバーを飛び越えて空き地に降り立った。

「うわぁ!?」

 その場にいた軍のほとんどは驚愕の表情を浮かべている。

「ユキ姉!!」

「もう大丈夫だから安心して」

 そう言って抱きついてきた、子達を優しく撫でる。

「おい……オイオイオイ!!」

 ようやく我に返った軍の一人が喚く。

「何だお前らは!!軍の任務を妨害すんのか!!」

「まあ、待て」

 それを押し留めて、ひときわ重武装の男が前に出てくる。

「あんたら見ない顔だけど、解放軍に楯突くって意味が解ってんだろうな?なんなら本部でじっくり話聞いてもいいんだぜ」

 そう言って腰から大振りのブロードソードを取り出す。しかし、その剣ははたから見れば大ぶりで強そうに見えるが、剣の表面には新品と同様の薄っぺらい輝きを放っている。

「それとも圏外行くか、圏がぼふぁ!!」

 話が途中で途絶えた。そのわけは、空から降ってきた男に潰されたからである。潰されたプレイヤーの上に立つ男は私の大好きな人だった。

「もう、来るのが遅いよ!!」

「悪ぃな。やっぱ敏捷力がないから跳んで行こうと思ったんだが、高く跳びすぎて遅れたわ。それより、キリト、アスナ、ユキ。時間稼ぎサンキュー」

 遅れてゲツガ君が登場した。

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