T La bambina da I'ARIA…
第011弾 最短最速バスジャック解決法(真似はオススメできない)
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クト》からの話によると、武偵高のバスの車種はいすゞ・エルガミオ。
武藤達を7時58分に第三男子寮前で乗せた後、どこの停留場前にも停まらず、暴走を始めたらしい。
その後、車内に居合わせた生徒達からバスジャックされたとの緊急連絡が入った。
定員オーバーの60人を乗せたバスは学園島を一週した後に青海南橋を渡り、台場に入ったらしい。
警視庁と東京武偵局は動いてるものの、到着には時間がかかるらしい。
どうやら私達が一番乗りのようだ。
「ねぇ、美咲。バスの中にいる武藤に通信できるかしら?」
『えっ・・・・はい。可能です」
「ちょっと繋げてくれるかしら?」
『了解です』
私は状況説明をしてくれた通信科の生徒…中空知美咲にバスジャックされた車内に居る友人の武藤剛気に通信を繋ぐように依頼する。
私の依頼に美咲は応じ、剛気と通信が繋がる。
「剛気・・・ちょっと良いかしら?」
『その声・・・・まさか凪優か!?』
「ええ。その通りよ。アンタ、バスの中に居るんでしょ?生徒達に指示をお願い」
『指示って・・・・何をだよ』
「簡単な事よ。人が4人活動できるスペースを空けるだけよ」
『窓側とか指定は無いよな?』
「ええ。何処でも良いわ」
『解った。今すぐ対処するぜ』
「頼むわ」
私は剛気との通信を終了するとアリアとキンジ、結衣、レキに指示を行う。
「アリア、キンジ。高所からのダイブは問題ないわよね?」
「それは・・・・問題ないけど、何をする気なの、凪優」
「俺も問題ないが・・・・何をする気なんだ。凪優」
「何って・・・・最速でバスの中に突入するのよ。・・・結衣」
「りょーかい。私は準備できてるよ」
「レキ、貴女はヘリに残ってバックアップをお願い」
「解りました」
アリアとキンジが疑問を口にし、結衣とレキは私の指示に了承した。
アリアとキンジには悪いが、説明している時間はない。
「凪優・・・私がキンジを連れて行けば良いの?」
「ええ。私がアリアを連れて行くから。結衣・・・バスの座標リンク大丈夫よね?」
「うん。問題ないよ、凪優。行こっか」
「ええ。そうね」
私はアリアを、結衣はキンジをお姫様抱っこで抱えて、開け放たれたヘリのドアの前に立つ。
「ちょっと、何をする気なの、二人共!?」
「そうだ。一体何をする気なんだよ!?」
アリアとキンジはワケが解らず、騒いでいた。
「悪いけど、説明している時間は無いから実行させて貰うわ」
「あと、二人共あんまり喋らないでね。舌噛むし。それに手を離すと死んじゃうから」
「「えっ・・・・」」
「行くよ。結衣」
「OK。凪優」
アリアとキンジの返事を待たずに私と結衣はヘリから飛び降りた。
勿論、パラシュートは・・・・無い。
あ
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