T La bambina da I'ARIA…
第011弾 最短最速バスジャック解決法(真似はオススメできない)
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「凪優・・・・?状況説明するわよ」
「あっ・・・ゴメン。始めて」
「解ったわ。先ず、今から解決するのはバスジャックよ」
「――バス?」
「乗っ取られたのは武偵高の通学バスよ。凪優達のマンションの前に7時58分に停留したハズのヤツ」
キンジはそれを聞いて驚愕の表情だった。
それは無理もない。
何せ、自分が乗るはずだったバスが乗っ取られたんだから。
そして、そのバスに武偵高の生徒がすし詰めに乗っている事も。
幸か不幸か・・・・。
そのバスに武藤も乗ってるんだよねぇ・・・・。
見知った気配がいてビックリなんだが。
「――犯人は、車内に居るのか」
「それはわk「居ないわね。バスに爆弾仕掛けられてるわね」・・・凪優?」
キンジの問いにアリアが答えようとするのに被せる様に断言する私。
「凪優、アンタ解るの?」
「見えないけど、大体は見知った気配数名と見知らぬ不穏な物が床下にあるって事は感じるわね。見知らぬ人の気配は感じないわね」
「ミナ・・・・凪優が言うんだったら間違いないね」
「姫神・・・だっけか。どうしてそんなことが言えるんだ?」
「『結衣』でいいよ。キンジ。凪優の気配察知は人外の域に達していて大体的中してるから」
「成程ねぇ・・・やるじゃない、凪優。・・・で凪優はどう思ってるわけ?」
「ま・・・この手口は以前のチャリジャックと同一犯でしょうね。アリアもそう思ってるんでしょ?」
「ええ。ヤツ――武偵殺しは毎回、乗り物に『減速すると爆発する爆弾』を仕掛けて自由を奪って、遠隔操作でコントロールするの。でも、その操作に使う電波があるの。それが―」
「『それが今回キャッチしたのとキンジのチャリジャックと同一だった』って訳ね」
「そうよ」
「おい、待て。アリア、凪優。あの時の犯人…『武偵殺し』は逮捕されたハズだぞ」
「それは真犯人じゃないわ。キンジ」
「アリア・・・・?何を言って・・・・」
「あんな狡猾な手を使う奴がアッサリ捕まる訳が無い。あの時捕まったのは替え玉よ」
「『替え玉』って・・・凪優まで何を言ってるんだよ。どういう事だ」
「キンジ・・・それは後にして。どうやら御迎えが来たみたいだから」
「結衣・・・・?『御迎え』って何だよ」
「コレだよ」
キンジの言及を止めた結衣が背後を向く。
すると、タイミングよく青色の回転灯を付けた車輌科のシングルローター・ヘリが女子寮の屋上に降下してきていた。
私達は直様にヘリに乗り込む。
キンジも納得いかない表情だったが、その後を追うようにヘリに乗り込んだ。
ヘリは私たちが乗り込んだのを確認した後、女子寮の屋上から飛び立った。
ヘリでの移動中に今回の事件の状況整理を行う。
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