T La bambina da I'ARIA…
第011弾 最短最速バスジャック解決法(真似はオススメできない)
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は瞬間移動自体、初見なのだろう。
この瞬間移動自体、結構燃費が悪い。
数回………3回位の発動で大体の超偵はスタミナ切れを起こし、使い物にならなくなる。
故に瞬間移動を使用する超偵は世界に片手で数える程しか存在しない。
まぁ、私と結衣の場合、結構な頻度で使っている故の慣れなのだろう。
瞬間移動は燃費良く連発も可能だ。
私達の場合、花梨と翠………瑠璃神と翡翠の恩恵が大きいのだが。
「え、私の瞬間移動で」
結衣はアッサリ答えた。
「そ、そう・・・・・。まぁいいわ」
アリアは何かを察したのか、それ以上の言及はしなかった。
アリアの勘が何かを告げたのだろう。
アリアよ、その判断は正しい。
結衣に言及してたら事件が一向に解決できずに任務失敗だろう。
「で、どんな事件?」
「バスジャックよ。」
私が事件の内容を尋ねるとアリアから「バスジャック」と回答が帰ってきた。
「バスジャックか・・・・。って事はまた武偵殺し絡みなのね」
「そうよ」
私の質問に肯定するアリア。
そうか・・・・『武偵殺し』ねぇ・・・・また動き出しやがったのか。
私の個人的な犯人の目星は大方付いている。
だが、狙いが解らん。
去年の冬のシージャックはカナ姉・・・・金一さんだったんだけど。
その弟のキンジ・・・・という線は考えにくい。
だとすれば・・・・アリアか・・・・?
アリアとなれば、狙いにする理由が何処かしらあるはずだ。
それを推測しようにも情報が足りない。
確証を得るのに・・・そのウラが取れれば問題はない。
そのウラを取るのにもってこいの術式がある。
だけど、その術式を対象者に仕込むのに欠点がある。
どうにかして仕込まねばな・・・・。
私がそう考えているとバスジャック制圧の人員が増えた。
その人物とは・・・・・なんと、キンジだった。
どうやら、あの後、ダッシュでバス停に向かったものの、タッチの差で間に合わなかったらしい。
そして、遅刻上等で徒歩で向かおうとした時にアリアから連絡が入ったらしい。
急いで来たものの、メンバーの中では到着が遅かったので、キンジはアリアに怒られていた。
キンジ・・・哀れな男。
それを結衣は不機嫌そうに見ていた。
まさか・・・・ねぇ?
結衣がキンジに恋慕を抱いていることは・・・・多分ないだろう。うん。
・・・・・・・・・・・・。
いや、あったわ。
マジこれ、結衣の奴アリアに嫉妬してんじゃねぇかよ。
恋慕抱いてんじゃねぇか。
・・・・あ。どうしよう。
こうなると、問題発生じゃねぇか。
あの武装巫女・・・白雪だ。
彼女のことだ。絶対に殴りこみされる・・・。
そうなったらそうなっただ。
寮の敷金の問題になる前に凍らせておくか(マジで)。
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