第3話 新たなる絆(後編)
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たは魔導師なのですか?」
ユーノの疑問も当然か。
「俺は魔導師ではない。魔力を扱いはするが、魔法を使える訳ではない。」
「どういう事なの?」
俺ははやてに話した内容をなのは達にも話した。
「平行世界に時空間移動か・・・正直、信じられない。」
「でもそれじゃ魔力を使える説明になってないよ?」
なのはの疑問も当然だ。
「・・・はやてにもまだ説明していなかったが、俺とイングラムの中にはジュエルシードが存在している。」
「え!?」
流石にユーノにはこの異常性が分かったか・・・
「そう通常ならば、ジュエルシードが問題なく制御されるという事はまずない。」
《必ずといって良いほど魔力暴走を引き起こす。》
「だが俺達には特に相性が良い。今も安定している。」
「なぜですか?」
俺はジュエルシードが変質したズフィルード・クリスタルであり、
この次元連結帯の人間が「アルハザード」と呼ぶ、バルマーの遺産である事を話した。
「お伽話だとばかり思ってたのに・・・アルハザードは本当に存在していたんだ・・・」
ユーノは黙り込み、考え込んでいる。
「今の事情を説明した上でお前達に頼みがある。」
「え?」
「今ある回収したジュエルシードを、俺達に譲って貰えないだろうか。」
「・・・・・僕の一存では決められません。スクライアの皆にも連絡を取ってみないと・・」
ユーノはしばらく熟考した後、条件を提示してきた。
その条件とはジュエルシードの回収を最優先とし、全部回収が終わるまでの間協力する事、
そして、全て回収が完了しだいスクライアに相談し、譲渡の便宜を図る事だ。
「俺達とて今すぐに返事を貰えるとは思っていない。その条件で了解した。」
「そして、はやて。お前に重要な話がある。聞いてくれるか?」
「・・・・・なんやの?」
俺ははやての魔導師としての素質がある事、そしてはやての部屋にある魔道書の事について話した。
「私も魔法が使える様になるんやろか?」
「それははやての努力しだいだと思う。
だが、それよりも問題なのは、はやてが今後魔導師関連の事件に巻き込まれる可能性があるという事だ。」
はやては俺の言葉の意味を理解し、少し不安そうな表情になった。
「その時はクォヴにぃが守ってくれるん?」
「当然だ。」
俺は即答し、はやてを安心させるように頭を撫でた。
すると、はやては顔を真っ赤にしながら、そのまま俯いてしまった。
・・?
不意に視線を感じてそちらを向くと、なのはが羨ましそうに此方を見詰めていた。
『クゥヴレー、なのはにもお前を守ってやると言ってやれ。』
俺はイングラムの助言?に釈然としないながらも、ジュエルシードを集め
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