暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 守り抜く双・大剣士
第41話 =友人の報告=
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ほざいているが
本当にその通りだ。なので一発殴りにいきたかったが残念ながら不可能…

「ゆ、ユカからだって!!」

なので必死の抵抗を試みる。

「…しってるから…いいけど…」

「……え?」

「だから、私たちもう知ってるんだよ……その…」

ちらちらとアスナたちのほうを見ながらもごもごするサチ。鋭いアスナが「帰るね」といいながらキリトを引っ張り外へ出てく
れたのでサチにとってはよかったらしいが俺にとってはどの状況でもアウトだよ…

「…で、し、しってるって?」

「えっと…その…」

「私、話したのよ。キスしたこと。」

マジですか…と思ったけど驚きのあまり口には出なかった。そこからさらに話を聞くとどうやらサチとのキス―事故だけど―や
リズとのキス―あれは向こうからで…―とかシリカとのこと―あれはピナが…―までも女性陣の中で情報交換がされていたらし
い。…あれ、俺全部事故or受動的?

「……あー…何故?」

「実は…」

この4人、家では恋愛トークで結構盛り上がっているらしい。部屋の違う俺にはそういった音がまったく聞こえないので知らな
かったけど…。
多分、そのいつもの恋愛トークのときは俺、料理したり小説読んだりと暇をもてあましてたんだろうな…
どうやらそのときにサチが口を滑らしてしまったらしい。そこからそういうのを隠すのはやめよう、ということになったらしく
自分たちの恋心も打ち明けていた、らしい。


「……で、好きな人って?」

「「「「……リクヤ(さん)」」」」

全員顔が真っ赤だ…多分、言われた俺もなのだろう…遠まわしとはいえ向こうに告白させてしまったし告白受けたし…

「…俺は……どうすればいいの?」

女子にこんな質問するのは失礼だと思う…でも、俺はこういった経験が一度もない。付き合うとかそういうリア充展開はもちろ
ん、告白したり告白されたり…異性との関係を友達以上にまで上げたことがないのだ。…いま考えると「恋」というものも俺に
は覚えがないんだ…

「…今じゃなくてもいいからさ…」

「リクヤさんが私たち、選んでください…」

「選ぶって……言われてもな」

「それとも…リクヤにはほかに好きな人がいるのかしら?」

そういわれれば俺は「いない」と即答できる。いままで好きな人…とも考えたことがなかったし現在進行形でそれも考えられな
い。もっといえばゲームでもそういう関係になるキャラはいたけどそれが理解できなかった。

「…で。どうなのよ?」

「俺にはさ、好きな人も…いないけどさ……ごめん、今は決めれない…」

そういって俺はリズベット武具店の扉を乱暴に開け外に出る。扉が少しだけ空いてた時間があったため後ろから俺の
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