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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第66話 イッセーよ、決断せよ!小猫の愛とグルメ細胞の力!
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ので抱きしめてあげることはできない、だから頭を撫でたんだけど朱乃さんは嬉しそうに目を細めてほにゃ〜としたようにリラックスしていた。


「祐斗、朱乃さん。与作さんはどこにいるんだ?」
「俺はここだぜ、イッセー」


 二人に与作さんのいる場所を聞くと再生所の奥から与作さんが姿を見せた。


「与作さん、おはようございます!」
「おはようさん、イッセー。それで決心はついたか?」
「はい!俺の治療をお願いします!5年かかると言うルールを俺が破って見せますよ!」
「ガハハ!流石一龍会長の息子だ!ならお前がルールを破る瞬間を見せてもらうとするかな」


 与作さんは豪快に笑うと懐から何かを取り出した。


「こいつは『再生の種』といってな、DNA情報を養分にして成長する花の種だ。まずはコイツにお前のDNA情報を記憶させるぞ」
「俺のDNA情報を?」
「そうだ。お前のなくなった指があるんだったら引っ付ければそれで終わりだ。だが無いんだったら生やすしかない」
「生やすって……イッセーの指を!?そんなイモリみたいな事ができるの?」


 与作さんの説明にリアスさんが驚いた様子を見せた。俺も正直驚いたぜ、グルメ細胞が再生機能に特化しているのは知っているがまさか生やすことが出来るなんて思ってもいなかったからだ。


「イッセーは知ってると思うがグルメ細胞は再生に特化した万能細胞でな、大概の傷なら適合する食材を食えばすぐに回復するし他人の腕を引っ付けて馴染ませれば動かす事もできるようになる」
「改めて聞くとグルメ細胞ってヤバイわね……」
「本来他人の腕を適当に移植してもそんな簡単に動かせはしないのだが……私も欲しいぞ、グルメ細胞」
「便利過ぎて教会の上層部には言えないけどね、争いの種にしかならないだろうし」


 グルメ細胞の説明を聞いたリアスさんは改めてグルメ細胞の力に驚いていた。ゼノヴィアもあまりの便利性に欲しいと呟きイリナはそれを教会の上層部が知れば絶対に欲するだろうと言う。


「だが優れたグルメ細胞ほど利己的でな、イッセーに宿るグルメ細胞はそんな協調性はないと判断した」
「俺のグルメ細胞か……確かにあいつがすんなりと言う事を聞くわけがないな」


 俺は以前俺の精神の中で出会った赤い鬼を思い出して与作さんの言葉に同意した。


「なら自らの細胞を糧にして生やすしかない。というわけで……」
「与作さん?ハサミなんか取り出してどうしたんだ?」
「決まってるだろう?お前のDNA情報を貰うのさ」


 与作さんはそう言うと俺の髪をハサミで切り取っていく。じ、自慢のドラゴンヘアーが……


「だいぶ短くなっちまったな……」
「髪の短いイッセー君もカッコイイわー!」
「男ら
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