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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第66話 イッセーよ、決断せよ!小猫の愛とグルメ細胞の力!
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。小猫ちゃんはベットに座り俺はコーヒーでも入れて彼女に渡した。
「小猫ちゃんは砂糖2つだったな」
「覚えていてくれたんですか?」
「そりゃ一緒に暮らしているし彼女の好み位分かるさ」
「えへへ、嬉しいです……」
カップを両手で持ちコーヒーをチビチビと飲む小猫ちゃんを見ていたら少しだけ気持ちが落ち着いてきた。
「先輩、答えは出ましたか?」
「……」
「……どうやらまだみたいですね」
小猫ちゃんの言葉に俺は無言で頷いた。
「無理もないですよ、先輩が目標としているGODが現れても先輩はソレに挑むこともできないかもしれない……そんなことを知ってしまったら答えなんて簡単には出せません」
「ああ、俺にとってGODは夢であり目標だ、それが現れても治療を受けていたら挑戦することはできない。でもこの先指を失ったというハンデを背負って戦っていけるほど甘くはない。特に美食會との戦いは絶対避けられないだろう」
「そうですね……」
小猫ちゃんは今まで出会ってきた美食會のメンバーを思い出して苦い表情を浮かべていた。
「情けないよな、普段は思い立ったら吉日なんて言ってるのに今の俺はソレが全くできないんだ……これがココ兄やサニー兄だったら例え何年かかっても治療を受けるという選択を即選ぶと思う、俺は結局強がっているだけでまだガキなんだ」
「先輩……」
「俺はどうしたらいいんだろうな、GODを諦めて治療を受けるべきか無謀と分かっていて指を復活させるのを諦めてハンデ有りと承知で戦うか……俺にはわかんねぇよ……」
美食屋になって色んな経験をしてきたがこんな選択はしたことが無かった。夢を取るか指を取るか、その選択次第で未来は大きく変わるだろう、そう思うと決断が鈍ってしまう。
「はぁ……」
「……えい!」
「おわぁ!?」
一人でベットに座り黄昏ていたら小猫ちゃんが俺の頭に両手を回して抱きしめてきた。突然の事に少し驚いたが頭に伝わってくるほのかな柔らかさに恥ずかしさが生まれてくる。
「こ、小猫ちゃん?急にどうしたんだ?」
「先輩、今は何も言わずに身を任せてください」
「……?よく分からないが君がそう言うなら……」
俺は小猫ちゃんの言葉に従い彼女に身を任せることにした。
……暖かいな、昔母さんに抱っこされていたのを思い出すよ。小猫ちゃんは俺を優しく抱きしめて頭を撫でてくれた、少し恥ずかしいがそれが俺に更なる安心感を与えてくれた。
「先輩、私は先輩なら大丈夫だと思います」
「えっ?どういう事だ?」
「その、根拠は全くないんです。でも先輩ならあっという間に指を治せるんじゃないかなって思うんです。だって先輩はこの世界で一番の食いしん
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