T La bambina da I'ARIA…
第010弾 転校生と本気の戦い
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気付いた花梨が女子生徒に話しかける。
「はい。この姿の時は『椎名翠』です。『翠』とお呼びください。姉様」
「私のこの姿の時の名前は『三嶋花梨』。フツーに『花梨』と呼べばいいから。あと、敬語も要らないから。色々と誤解されるし」
「わかりまs・・・解ったわ。花梨」
花梨と翠の会話は弾んでいた。
花梨、良かったね。友達が出来て。
「でさ・・・・結衣だっけ。翠、何とかできないの?」
「無理・・・かな。あそこまで泣かれると匙投げるレベル」
「そっか・・・・じゃあ凪優に頑張ってもらうしか無いんだ・・・・」
「そうね。それしかなさそう」
「・・・・だってさ。1人で頑張ってね!凪優」
「花梨・・・なんで・・・・私1人なの!?」
「だって、凪優の自業自得じゃん。それに勝手に私をボッチ扱いした罰だよっ!!」
「え・・・?ボッチ・・・でしょ?」
「違うわぃ!!酷いな!?私だって友達位いるからね!?」
何時の間にか花梨と口論になる私。
「ぐすっ・・・・ひぐっ・・・・あのさ・・・・私・・・・何時まで放置なの?」
結衣が自分で泣き止み、言った言葉に私達は押し黙る。
「「「・・・・・・・・あ」」」
そして私・花梨・翠は何かを思い出したかの様に揃って発言する。
「な、何・・・・・・・・??」
「「「お前のこと、すっかり忘れてたわ」」」
結衣の質問に3人は同時に衝撃の答えを言い放った。
「ウワァァ-----。゚(゚´Д`゚)゚。-----ン! 何、コイツ等!!超酷いんだけどぉぉぉぉぉぉ!!」
その答えに再び大号泣の結衣。
周囲の・・・・あかりからも私に対する視線は痛かった。
正直、私がギャン泣きしたいくらいな心情である。
それを必死に堪えて私はこの後、30分くらいかけてヒメを慰めた。
そして今までで経験したこと無いくらいにかなり謝り倒したのであった。
続く・・・・。
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