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緋弾のアリア ―瑠璃神に愛されし武偵―
T La bambina da I'ARIA…
第010弾 転校生と本気の戦い
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・って段階だよ》」
「あぁ・・・『第4(クアルト)』で」
「《それでもって主人格が私ね・・・・》」


暫くして凪優の見た目が変わる。
先ず、銀色の髪は瑠璃色へと変わる。
そして、長さもロングヘアになり、鬣を彷彿させるヘアスタイルになっていた。
紅い眼は唐棣色(はねずいろ)へと変化していた。

「久しぶりだね。翡翠。何年ぶりかな」
「・・・・!?その声・・・瑠璃姉様なのですか?」
「そ。正真正銘の瑠璃だけど?」
「《え、知り合い・・・?瑠璃》」
「私の眷属で昔馴染みって奴よ。凪優」
「《そうなんだ・・・・》」
「《あれが翡翠の話してたお姉様なの?》」
「ああ。そうだ、結衣。まさかこんな形で再開できるとは思ってもみなかったがな」
「《ふーん、そっかぁ・・・・》」

意外な所で再会を果たした瑠璃と翡翠は久々の再会に感傷に浸る。
しかし、それを問屋が卸さなかった。

「おい、さっさと始めろや」

場外からの野次が入ったのだ。
無論、その声の主は決まっている。
蘭豹である。

「・・・ったく、蘭豹ってば、人が感動の再会だっていうのに」
「ホントに無粋な人間ですね」
「仕方ないでしょ。だって蘭豹だし。まぁ始めようか。翡翠」
「そうですね。瑠璃」

会話の直後、フィールドに静寂が訪れる。
そして互いの構えた刀が切り結ぶ音がフィールドに鳴り響く。

「へぇ、やるじゃん。翡翠」
「当然です。研鑽はしてますからねっ」

斬りつけ、カウンター返し。そういった行動が続き、2人の攻防は拮抗していた。
が、それは只の人間からすれば次元が違う。
目で追う事も困難な状態なのだ。
故に生徒たちは呆気にとられていた。
流石のアリアも呆気にとられていた。

が、一人ウズウズしている人物がいた。
言うまでもなく、蘭豹である。

「もう、我慢できん。ウチも混ぜろ」

そう言ってアリアに持っていたタイマーを強引に投げ渡し斬馬刀を振り上げて上からの奇襲。

「(・д・)チッやっぱりこうなったか!」

瑠璃は腰のもう一つの刀を抜き、二つの刀を交差させて蘭豹の一撃を防ぐ。
そして遠くへ弾き飛ばした。
が、蘭豹は空中で体勢を変えて吹き飛ばされた衝撃を推進力に変えて斬りかかる。
それを寸前まで引きつけてから跳躍で躱す。
そして蘭豹の頸に蹴りを叩き込んだ。

「やっぱ、やるやんけ。三嶋妹ォ!!」

首を鳴らしながら獰猛な笑みを見せ、叫ぶ蘭豹。

「それはどうも。蘭豹先生、気をつけた方が良いですよ?」
「・・・どぉいう意味や」
「意味は・・・・身を持って知った方がよろしいですよ?」

瑠璃の言葉の直後に能力で生成した焔の剣が襲いかかる。
その技を放ったのは翡翠。
そして
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