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我が剣は愛する者の為に
自分の気持ちに従う
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つまり、彼女はどこの馬の骨とも分からない俺に警戒しているのか。

「話し中にすまないが、どこか宿を紹介してはくれないだろうか?
 美奈を布団で寝させてやりたい。」

申し訳なさそうに豪鬼は言う。
普通なら豪鬼の顔を見て萎縮したり、びびったりするのが一般的な反応だが、この二人は全く動じない。

「それなら、私の城で泊まってくれ。
 村を救ってくれたお礼がしたい。」

「お言葉に甘えさせてもらうか。」

皆も同意してくれたことを確認する。
従者がやってきて部屋まで案内される。
その間に俺は気になった事を聞いてみた。

「そう言えば冥琳はどこだ?」

玉座では見かけなかった冥琳の所在を聞く。

「冥琳なら自室で寝ているわ。
 貴方が送ってきた華陀っていう医者に診て貰ったの。」

どうやら、無事に治療できたようだ。
雪蓮から話を聞いた所によると、冥琳の中には病気が潜んでいたらしい。
放っておけば命に係わる病気に発展していたかもしれない、と診察された。

「今日はもう遅いから、明日になったら色々と話を聞かせてね。」

今夜泊まる部屋に着いた所で雪蓮達と別れた。
一刀達は近くの部屋にいる。
扉を開けて、中に入ると俺はすぐにベットに寝転んだ。
予想以上に疲れていたからか、睡魔がすぐに襲ってきて、俺は眠りにつくのだった。
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