プロローグ1【曇天】
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男は一人、歩いていた。
ポツリ、と雫が男に触れ、空を見上げる。
空は曇っていた。それを確認すると、何事もなかったかのように、再び足を進ませる。
次第に雨はつよくなり、決して無視できぬものに変わる。
しかし、男はそれを気にすることは、ない。
なにも守れなっかた・・・・・
男のドロドロした感情がそれらの感情を押しつぶす。
いままで剣を振りかざして敵を斬って、
斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って斬って
斬って!!一体なにが残った!!
ただの死体の山じゃぁねぇか!!
男の踏む大地には、地を覆い隠すほどの多くの屍があった。その中には、かつて男と笑いあっていた人物や、帰りを待つ家族がいる者もいた。
それらの責任と悲しみが、男の魂を打ちのめす。
先生・・・・・
かつての恩師の教えを思い出しながら、さらに重くのし掛かる負の感情。
俺は何一つ・・・・・
地面に崩れ落ち、雨に濡れた地面のグチャグチャした不快感が肌に伝わる。
男は空に、まるで奇跡にでもすがるように叫ぶ。
「ちくしょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉおぉぉぉ!!」
男の名は「坂田銀時」。
かつて「白夜叉」と呼ばれ、恐れられた男。
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