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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第百三十九話 あらたな一歩を踏み出すために
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それ欲しさに降伏したという悪いうわさが流れるでしょう。私自身そのような噂は気にしませんが、私の友人たちが迷惑を被ることは避けたいのです」

 ラインハルトはもちろんだというようにうなずいた。原作でラインハルトがキルヒアイスの墓碑銘に掘った「わが友」とだけ記した言葉の真の意味をフィオーナは今わかったような気がしていた。ラインハルトにとっては名誉、地位、栄光のどれよりも「わが友」という言葉を贈ることこそが、彼と彼を理解できる人間にとっては何よりのものなのだと。

「わかった。卿の言う通りにしよう。私としては卿と時たま話すことができれば、これ以上の喜びはない」
「感謝します、閣下」

 ヤン・ウェンリーは頭を下げたのだった。権力に屈したのではなく、ラインハルトの気持ちに応えるために。



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