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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第百三十八話 銀河帝国・自由惑星同盟連合軍vs新生・自由惑星同盟―第四次ティアマト会戦 その3
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向けろッ!!このままでは全滅するぞ!!」
中央本隊を指揮するダイアナが各艦隊に緊急通信を送り、かつ自らの麾下高速艦艇を差し向けたが、すぐに間に合うものではない。各艦隊も狼狽して一斉に艦首を向けたが、之も間に合うものではない。
それでも、ヤン・ウェンリー、ラインハルト共にシャロンに対する攻撃をやめなかった。防御を捨てて徹底的にシャロンのみを攻撃する。その戦法を取ったのだ。
「アハハハハ!!身動き取れませんか。そうですわね、あなたたちの狙いは閣下のみですもの。・・・閣下!もう少しで、邪魔な彼奴等共を殲滅してご覧にいれますわ!!ですから今しばらく――」
「邪魔するなァッ!!!!!!クソ女!!!!!!!!!!!!」
カトレーナの上方から大艦隊が殺到してきた。
大音声と共に高速で殺到した戦艦群が次々とカトレーナの艦隊を討ち斃していく。ティアナだった。そしてその背後にはロイエンタール艦隊が掩護に回っている。
「フィオ、あなたの十八番を借りるわよ!!アースグリム改級、波動砲、斉射!!」
銀蛇のごとくのたうち回る閃光が斉射された。強力な砲撃を誇るが機動力が劣るアースグリム改級を高速戦艦がけん引し、機動力を補っていたのだ。
「ティアナ・・・!!・・・・・閣下、申し訳ありませんわ、どうやらここまでです」
カトレーナは微笑した。
「ですが、ただでやられるわけにはいきませんわね」
「全艦隊、転進!!」
ティアナが叫ぶのと、カトレーナの旗艦に波動砲が命中するのと、旗艦を中心に大光球が明滅するのとが同時だった。光球は急速に広がり、連合軍の艦を飲み込んでいった。
* * * * *
シャロンは微笑を失った。これで二度目である。一度目はローレライの旋律を聞いた瞬間、そして二度目は予期せぬ方角から新たな旋律が沸き起こったことである。それは正確に自分を射抜いていた。
『馬鹿な・・・・・!!いったいどこから・・・・!!』
フィオーナ一人ではまだ十分に分があったが、それが二重になると効果はプラスどころではなくなる。何乗にも効果が相乗されるのだ。
少しずつ、シャロンは押され始めた。オーラが侵食され、周りには明滅する七色の光が広がり始めている。
そこにさらに各艦隊から放たれたあらゆる兵器が命中する。
「私は非力で何もできない人間だけれど――」
不意にシャロンの耳元に声がした。敵側の転生者たちの声とは違う、これは――。
「このためにここにやってきたのかもしれないと思ったの」
『フ・・・アハハハハ・・・・・!!』
シャロンは笑った。相手が誰なのか瞬時に理解したのである。取るに足らない存在、アリや虫けらにも満たない存在と思っていた小娘が、自分を追い詰めているのは皮肉以
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