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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第百三十八話 銀河帝国・自由惑星同盟連合軍vs新生・自由惑星同盟―第四次ティアマト会戦 その1
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!・・・・ご無事ですか!?』
「・・・・・・大事ないわ、カトレーナ、それで?私にこのタイミングで連絡とは何事かしら?」
シャロンのプロバガンダを担うカトレーナが慌てた様子で連絡してきた。彼女も戦線に参加している。
『ヤン・ウェンリーです!!帝国軍と呼応するかのようにヤン・ウェンリーが姿を現しました!!旗艦ヒューベリオン、麾下、約3万余隻!!』
「フ・・・・ククク・・・・」
『さらに、各惑星で閣下に対する反乱勃発!!駐留各軍が鎮圧していますが、中には駐留軍も反乱部隊に加わる動きも見せている惑星もあります!!』
「フフフフフフフフフ・・・・・アハハハ!!!!」
片膝をついたままシャロンは笑った。何故だろう、まるで今すべての存在が自分に対して立ちむかってきているようではないか。たかが歌の一つで、たかが歌ごときで。どうしてこうなってしまったのだろう。だが、しかし――。
「だからといって私が屈する理由は何一つないわ」
微笑を浮かべながらシャロンは立ち上がった。表面上は何事もなかったかのようにしている。
ラインハルト・フォン・ローエングラム。原作において銀河統一を成し遂げた英雄。けれどそれは自分の足元にも及ばないと思っていた。ところが、どうしたことか、ラインハルト、ヤン・ウェンリー、そして転生者たち。すべてが一つの意志の下、自分に立ち向かってきている。
どんなに叩き潰しても、どんなに恐怖をあたえても、彼らは戦うのをやめはしない。
ならば、とシャロンは思う。こちらもそれに応えなくてはならない。手加減なしの全力をもって、彼らを原子の塵にしてしまうのだ。
「面白いわね。イルーナ、そしてその門下生であるフィオーナ、ティアナ、そしてラインハルト。いいわ、この宙域で雌雄を決しましょう。どちらかが戦って倒れるまで!!!」
全艦隊、突撃し、命に代えてもヘルヴォールを撃沈せよ!!!
この指令がシャロンから全軍に発せられたのはほどなくしてからだった。
* * * * *
シャロン・イーリス率いる「新生・自由惑星同盟」艦隊は数十万隻を擁し、しかも特攻を是とする狂信的集団であるが、一定の秩序をもって連合軍に相対していた。
アンジェ率いる中央軍20万余隻。
カトレーナ率いる左翼軍15万余隻。
そして、シャロン自身が展開させている右翼主力は30万余隻。
あわせて65万余隻である。対する連合軍側は総数30万に満たない。ダイアナ・アーガイル率いる10万余隻及びティアナ、ミッターマイヤー艦隊総数13万余隻がアンジェと相対し、ルッツ、アイゼナッハ艦隊がそれぞれシャロン、カトレーナと相対する格好になった。
連合軍はルッツ、アイゼナッハ艦隊に増援を派遣したが、それでも圧倒的兵力差の前に絶望せざ
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