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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第81話
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「……もしかして、リベールも正式にメンフィル・クロスベル連合と手を組んでエレボニアと戦争する事を決めたのかしら?」
「あ…………」
「そういえばリベールはエレボニアが異世界にあるメンフィルの”本国”からの支援を封じるために”アルスター襲撃”という”冤罪”を作って、エレボニアと戦争勃発寸前の状況に陥っているのだったな……」
「しかもリベールは既に連合から連合に加わる誘いも受けている上、ユーディット嬢達の口ぶりだと連合も時期を見て何度もリベールに使者を送っているだろうから、例え連合にリベールとの関係を悪化させるつもりがなくても、国防の為にも連合との関係を悪化させない事もそうだがエレボニアとの戦争勃発寸前の状況を不安に感じている国民達の感情も考えるとリベールとしては返事をいつまでも保留にする訳にはいかないだろうな。」
「ただでさえリベールは”百日戦役”で甚大な被害を受けているからな。当然、”百日戦役”を経験したリベールの国民達からすれば今の状況には相当な不安を抱いているだろうな。」
オリヴァルト皇子が口にした言葉にその場にいる多くの者達が血相を変えている中エマは不安そうな表情で呟き、真剣な表情で呟いたセリーヌの推測を聞いたアリサは呆けた声を出し、ガイウスとユーシスは重々しい様子を纏って呟き、クロウは疲れた表情で呟いた。

「ハハ……”不安”どころか”怒り”だよ。――――――戦争に勝つためとはいえ自国の民達を虐殺しようとし、挙句その罪をリベールに押し付けようとしたエレボニアの悪行をミルディーヌ君がクロスベルのオルキスタワーでのヴァイスによる”ラグナロク作戦宣言”の際に公表したから、当然その話がその場に各国のマスコミ達と共に参加していたリベールのマスコミを通じてリベールにも伝わった事でリベールの国民達はエレボニアに対する”怒り”で連合と協力してエレボニアと戦争してエレボニアを”征伐”する事やこれを機に”百日戦役”の復讐することを望む声がリベール国内で連日挙がっている上、国民達同様王国政府、軍部の関係者達の多くからもエレボニアを”征伐”する声が挙がっている上アリシア女王陛下、クローディア王太女以外の唯一のリベールの王族であるデュナン公爵も『リベールを守る為にメンフィル・クロスベル連合と共にエレボニア征伐を行う事も止むを得ない』という考えでエレボニア征伐を望む声に賛同しているそうなんだ……アリシア女王陛下達からも、『近日中に”不戦条約”を提唱した国として不本意な決断をせざるを得ない事になる事』と、『エレボニア征伐を望む軍部の関係者達が暴走する可能性も考えられなくはない為今回の戦争の件が終わるまで”カレイジャス”を含めたエレボニア関係の飛行艇はリベールに近づかない方がいい』と言われたよ……」
「そ、そんな………リベールまで……」
「さすがのアリシア女
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