暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga4-B届け!〜All for One〜
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モニターを展開したルシルさんが、アインハルトさんには聞こえない小さな声でそう指示した。
「さぁ、ヴィヴィオ。君とコロナとリオを撃墜寸前まで追い詰める」
「っ! 全力の抵抗は許されますか?」
「もちろん。そうでないと意味がない」
ルシルさんが走って来た。その途中、両足に炎みたいに揺らめく魔力を付加した。撃墜寸前なんて脅されてるから、どんな攻撃が来るのかいろんな意味で心臓がバクバクだ。
「(とりあえず!)アクセルシューター!」
誘導弾5発をけん制として発射。ルシルさんは足を止めることなく突っ込んだかと思えば、「トライデントアーツ!」流れるような動きで左上段回し蹴りを繰り出した。と同時に付加されてた魔力が弧を描く巨大な魔力流になってシューターを迎撃。さらに5mくらい離れてるわたしのところにまで届いた。
「ぐぅぅ!(魔力流なのに本当に蹴られたみたいな衝撃・・・!)」
逃げられる距離じゃなかったから右腕を顔の横にまで掲げてガード。受けたのは魔力流だったこともあって直撃と同時に魔力は薄くなった。例えるなら鈍器から強風みたいな感じ。
(普通の蹴りと違って、振り切られてそのまま蹴り飛ばされなかったのは助かった)
でも威力は確かで、1発で体勢がぐらついた。立て直そうにも即座に2撃目、同じ左上段回し蹴りが繰り出されて、慌てて同じようにガード。これで完全に体勢を崩しちゃって、3撃目の内から外への上段回し蹴りによる魔力流をガード出来なくて、「うあ!」蹴り飛ばされた。
「いったた・・・!」
なんとか受け身を取ってダメージを軽減。立ち上がって構え直した時、「ヴィヴィオ!」コロナとリオが合流。
「揃ったな。よし、じゃあ続きだ」
――
舞い降るは汝の煌閃
(
コード・マカティエル
)
――
蒼く光輝く槍が・・・えっと、100本近く空に展開された。ポカーンとしてると、ルシルさんが「ジャッジメント」と号令をかけた。一斉にじゃなくて連続で降って来る槍を「うわぁぁぁ!」声を上げて逃げ回る。回避の最中なのに「ルシルさん!?」が接近してくる。
「来たばかりですまないが、コロナ」
「わ、私ですか!? あぅ〜!」
ここに来るまでにゴライアスの創成は済んでたみたいだけど、この槍の雨の中だとその大きな体は的にしかならない。それが解かってるからコロナもゴライアスから降りてるけど・・・。
「「コロナ!」」
わたしとリオは、コロナのフォローに入るためにルシルさんに突撃。ルシルさんは両腕に揺らめく魔力を付加。アレはもう中距離系の攻撃に使うんだって判ってるから、槍の雨に気を付けながら、3人一緒に纏まってルシルさんから距離を取ろうとした。
――
天地に架かれ暗がる汝の明星
(
コード・ルシフェル
)
――
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