暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Saga4-B届け!〜All for One〜
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しがカウンタースタイルだってことを尊重してくれるみたいで、必ず先手で仕掛けてきてくれる。ただ、攻撃スピードが「速く・・・!」なってる。
「どうだろう、アインハルト? 自分の人生を懸けてまで成そうとしている、その手で必ず守り抜くと誓い、果たせるほどに強くなる、という願いが目の前で瓦解する様を、身動きが取れない中で見ていることしか出来ない今の気持ちは」
「「っ!」」
右拳の高速ジャブをガードして、左拳の裏拳打ち下ろしを後ろに下がって回避。追撃の二段蹴りを、ルシルさんの右側へと回り込んで回避。そして反撃として拳速を加速させる打撃、「アクセルスマッ――」を打とうとしたけど、それより早くルシルさんは左回りに旋回しての左エルボーで妨害してきた。
「ぅぐ!」
遠心力、それにたぶん身体強化も加えての一撃だったから衝撃はすごかったけど、顔の左側面にまで掲げた左腕でしっかりガード出来た。ルシルさんは今、わたしに後ろを取られてる状態だ。だから急いで電撃を纏わせた右ストレート、「スパークスプラッシュ!」を打った。
「蹴りでなく
ストレート
(
そっち
)
で良かったよ!」
ルシルさんは腰を落とすことで躱した後、腰を上げながらの背面体当たりをしてきた。全力の踏み込みでのストレートを打った直後だったから、何も出来ずにまともに食らっちゃった。吹っ飛ばされたけど転倒はしなかった。でもそれはダウン判定がないことを意味していて、すぐにルシルさんの追撃が襲ってきた。
「おおおお!」
左ストレートが来る。狙いは右頬。脚の屈伸を利用して上半身をU字に屈めて避けるウィーピングで回避、そしてカウンターにアッパーで軽く昏倒を狙おう。そうすればアインハルトさんを捕らえ続ける連続バインドも解除されるかも。
(ここだ!)
腰を落とそうとしたところで、すぐ側まで迫ってた左拳がピタッと止まった。この瞬間、フェイントに引っ掛かったってことに気付いたけどもう手遅れ。
「うぐっ!?」
お腹に突き刺さる衝撃。次いであごにもう1発。アッパー2連撃を受けたって、なんとなくだけど判った。足が浮いた感覚を得て、まずいって思うけど空中だから何も出来ない。さらに追撃の上段回し蹴りが迫るけど、それは両腕を胸の前で構えてガード。
「どうした、アインハルト! 君が守ろうとしている大切な人が、今まさに墜とされそうになっているぞ!」
「っ! く、ああああああああ!」
ルシルさんの挑発めいた言葉に、アインハルトさんは叫びながらさらにもがき始めました。わたしはと言うと、手加減はされてるみたいで、さっきまでのコンボを受けてもライフは200ちょっとしか減ってない。しかもリヴィの治癒魔法が効いてるから、すぐにMAXまで回復する。
「さぁ行くぞ、ヴィヴィオ?」
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