第80話
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”終焉”に導こうという考えもそうだけど、連中の中には天使にとっては”この世に留まる事すら許されない存在”――――――”不死者”もいるしね。」
「それらの件を考えると”天使”であるヌシにとっては”黒”を始めとした”黒の工房”の関係者達もそうじゃが、”鉄血宰相”や結社の残党もその”滅すべき邪悪なる存在”なのじゃろうな。」
「………ッ!」
「アリサさん………あの、今の話を聞いて気になる事が出てきたのですが………”天使”であるユリーシャさんにとって”闇夜の眷属”の方々は”邪悪なる存在”とは異なるのでしょうか?レン皇女殿下から少しだけ異世界の種族間の関係について伺った事がありますが、”闇夜の眷属”はその名の通り”闇”の陣営に属している事から”光”の陣営たる”天使”にとっては”闇夜の眷属”も”魔族”も同じようなものだから険悪な関係の為、”光”と”闇”関係なくあらゆる種族を受け入れるメンフィルにすら、メンフィルに所属している天使族の方は数が少ないと伺っていますが……」
ユリーシャの話を聞いたトワは不安そうな表情を浮かべ、納得した様子で呟くセリーヌとローゼリアの話を聞いてユリーシャにとってはアルベリヒとシャロンが”ユリーシャが滅すべき邪悪なる存在”である事に気づいて辛そうな表情で唇を噛み締めたアリサの様子を心配そうな表情で見つめたエマは不安そうな表情でユリーシャに訊ねた。
「我が主と出会う前のこの身でしたら、種族だけで”正義”か”悪”かを判断する目が曇った大半の天使達同様そのような判断を下したかもしれませんが……この身が”天使”等関係なく、この身自身の為にこの身を救って頂いた我が主のお陰でその考えを改める事はしましたし、この身が信仰せし”神”たるアイドス様も我が主同様種族関係なく接するという寛大なお心を持たれているのですから、そのような自ら目を曇らせるような考えは我が主と契約した時点で捨てています。」
「まあ、ユリーシャが契約した時点でご主人様のハーレムメンバーの中に”魔族の中で最強の存在”である”魔神”の私もいたものね♪」
「ベ、ベルフェゴール様、今は茶化さない方がいいですわよ?」
「フフ………」
ユリーシャの話を聞いてからかいの表情でユリーシャを茶化しているベルフェゴールの言葉を聞いたメサイアは冷や汗をかいてベルフェゴールを注意し、ベルフェゴールの言葉を聞いたその場にいる多くの者達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中アイドスはその様子を微笑ましそうに見守っていた。
「女神のアイドスさんはリィンの今の状況や、今回の戦争についてはどう思っているのだろうか?アイドスさんの”女神としての呼ばれ方”を考えると、オレ達とも協力し合える事もあると思うのだが。」
「アイドスさんの”女神としての呼ばれ方”って確か――――――」
「”慈悲の女神”だね
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