第80話
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か、ちょっとは空気を読んで発言しやがれ、露出狂が。」
からかいの表情で答えたベルフェゴールの答えにその場にいる全員が冷や汗をかいて脱力している中マキアスは顔を真っ赤にして混乱し、クロウとアッシュは呆れた表情で指摘した。
「あら、今言った私の推測は、結構的を射てると思うわよ?」
「え、えっと……ベルフェゴール様は何故そう思われているのでしょうか?」
ベルフェゴールの答えにメサイアは冷や汗をかいて表情を引き攣らせながら訊ねた。
「メサイアもさっき言ったようにご主人様は無意識で色々と”訳アリ”な自分を認めてくれる人達を求めているのでしょう?――――――当然、その中には自分を想う異性――――――要するに私やエリゼ達のような存在は含まれているわよね?しかも今のご主人様のハーレムメンバーのメンツも考えてみなさいよ。私は”魔神”、アイドスは”女神”、ユリーシャは”天使”、メサイアとセレーネ、それにアルフィンは”お姫様”と”普通の女の子達の中でも相当な高嶺の花の女の子達”だし、エリゼとエリスは言わずもがな目に入れても痛くないくらい心から大切にしている”義妹”。そんな女の子達――――――しかも全員容姿端麗な女の子達が揃って”訳アリ”の自分と結ばれる――――――つまり、”家族”になる事を求めているのだから、性欲も相当高まるでしょう♪ミュゼやアルティナ、それにステラは”まだ”だけど、あの三人も”普通の女の子達とは違う女の子達”じゃない♪」
「そ、それは………………」
「えーっと…………………」
「……確かに今の我が主を慕う方々を考えると、この身達は”普通の女性”とは異なる女性である事は認めざるを得ませんが………」
ベルフェゴールの指摘に反論できない事や心当たり――――――自分達やエリゼ達と性行為をする際のリィンは”中に出す事が圧倒的に多い事”を思い出したメサイアは表情を引き攣らせ、アイドスは困った表情でそれぞれ答えを濁し、ユリーシャもアイドス同様困った表情を浮かべつつもベルフェゴールの推測に若干同意する様子を見せ、その様子を見ていたアリサ達はそれぞれ冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「やれやれ………現代の灰の起動者は朴念仁の割には一途だったドライケルスとは正反対のようじゃの………」
「いや、朴念仁の点に関しては一致しているわよ。――――――それにしても前から疑問に思っていたけどアンタ、本当に”怠惰”の魔王なの?アンタが”サキュバス”の最上位種族である事もそうだけど今までの言動からして、”怠惰”じゃなくて”色欲”の魔王にしか見えないわよ?」
「セ、セリーヌ。実際に”色欲”の魔王と会った事があるオリヴァルト殿下やミュラー少佐の話によると”色欲”を司る魔王――――――”アスモデウス”は”匠王”の使い魔だそうだから、間違いなく
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