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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
十六話〜見守る者たち
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ナもいい子だったしね。でも……罪の意識は消えていない。はやては相変わらず生き急いでるように見えるよ」
「この件が片付けば、はやての指揮官適性は立証される。闇の書事件についても、言えるものは少なくなるだろう。なのはとフェイトが付いているとはいえ、こちらでもサポートはしてやらないとな」
「おいおい、本局が表だって動いちゃダメだろ。僕に任せてよ。査察官って立場は秘密行動に向いてるんだからさ」


こいつには世話をかけっぱなしだが……


「すまないな、頼む」


それでも、やっぱり頼れるのはこいつだけだった。



side ゲンヤ


マリエル技官の検証データ。そいつを確認するが……


「間違いねぇか」
「はい。襲撃してきたボディスーツの子たち………最新技術で作られた戦闘機人に間違いありません」


嫌な予感はあったが……やっぱり、まだ続いていたか……。


「マリーさんの解析データを六課とすり合わせないといけないんですが……」


ギンガの声にも若干の動揺が見て取れる。こいつもあの事を思い出したようだ。


あいつの……クイントの命を奪った『戦闘機人事件』を。


「そいつは俺が直接行く」
「わかりました。八神部隊長、お戻りは八時過ぎだそうです」
「マリエル技官はどうする?」
「私もご一緒します。最近スバルにもあっていませんから」
「そうかい。じゃ、時間まで自由にしていてくれ。ギンガ、任せたぞ」
「はい。マリーさん、休憩室の方へ」
「うん!」


二人が出て行った後、一人物思いにふける。


「まだ、なんも解決しちゃぁいねえんだよな……」



side フェイト


「へぇ〜二人がママとパパになってくれたの」
「そいつぁ良かったな」
「うん!」

ヴィヴィオから今日の出来事を聞いた。


「で、はやてちゃんの計らいで私も少しオフシフトが増えることになったから……」


申し訳なさそうななのは。言いたいことはわかってる。


「大丈夫。新人たちの事は任せて。ヴィータもいるし、私も協力するから」
「フェイトちゃんただでさえ忙しいのに、ごめんね」
「これくらい平気だよ。そこのサボりの常習犯も協力してくれるし」
「ん?誰の事だ?」


わかってない犯人。その事実を突きつける。


「「ランス(君)だよ」」


なのはとセリフが被った。


「は?俺?」
「貴様以外にこの中でサボる者がいるか?」


ランス、思考中。


「………いねぇな」
「でしょ?ちゃんと協力してね」
「もの教えんのは得意じゃねぇんだがな……」
「だったら書類仕事やる?私の分も」
「……わぁーったよ。やってや
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