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魔法少女リリカルなのはStrikerS〜赤き弓兵と青の槍兵
本編
十六話〜見守る者たち
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)街をぶらぶらしている。目線の先には管理局地上本部。
俺は聖王教会でのことを思い出していた。



……………………………………………………



「情報源が不確定という事もありますが、管理局崩壊という事自体が現状ではありえない話ですから」
「そもそも、地上本部がテロやクーデターにあったとしても、それが原因で本局まで崩壊、言うんは無理があるし……」
「本局も警戒の強化はしている。しかし」
「問題は、地上本部なんです」
「ゲイズ中将は予言を信用していない。特別な措置は取らないそうだ」
「異なる組織が手を取り合うのは難しい事です」
「協力の申請も内政干渉や強制介入に言いかえられてしまうし……」
「ただでさえミッド地上本部の発言力や武力は問題視されてるのに……」
「だから、表立っての主力投入はできない、と」
「すまないな。政治的話は現場には関係ないんだが……」
「せやから、裏ワザ気味でも地上で動ける部隊が必要やった」
「地上本部が本腰を入れるか、本局と教会の主力投入まで前線で持ちこたえる」
「そう。それが六課の意義や」
「もちろん、任務以外のご迷惑はおかけいたしません」
「それについては大丈夫です」
「八神二佐から確約をいただいていますので」
「では、改めて聖王教会騎士団騎士、カリム・グラシアがお願いいたします。危険も伴い、華々しくもない任務ですが、どうか協力していただけませんか?」
「全力をかけて」
「承ります」
「………」
「ランス?」
「あ、ああ。すまねえな。考え事してた。話は聞いてたぜ」
「では……」
「いいだろう。赤枝の騎士の誇りのもとに、その任務承る」
「ありがとうございます!」



……………………………………………………



地上本部の崩壊から本局崩壊まで繋がる事態。
常軌を逸した存在である俺でさえ何が起こるか分からねえが、これだけは言える。
この事態を止めるために俺はここにいる。その時は………


宝具の使用も必要になるかもしれない。それだけは確かだ。
そうして俺は踵を返した。



side スバル



「よ〜し、お〜わりっと」


作業を終え、席を立つ。廊下に出ると士郎さんとばったり会った。


「おや、スバルか。仕事は今終わったところか?」
「はい。士郎さんは?」
「私は……」


と、昼の休憩を告げるチャイムが鳴った。


「む、少し遅れてしまうな」
「どこかに行く予定だったんですか?」


手元を見れば、何やら大きめの荷物が。


「これから寮でなのはとヴィヴィオと昼食だ。食堂で昼食をつくっていたら、作りすぎたのか思いのほか時間がかかってな」


どうやらこの荷物は三人のお昼
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