第二十四話 発掘部隊の襲撃
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奥から二つの巨大なエネルギーを感じるが、何か物音がする。
「戦ってる?」
「…待て、何か聞こえるぞ」
「キャハハハハハッ!!」
「こ、こらーっ!俺の仕事場を荒らすんじゃねえ!!」
「「………」」
シャッターの奥から聞こえてくるのは女の高笑いと男の困ったような声。
どういう状況だと思ってシャッターを潜り抜けると、そこには蝶型のレプリロイドと土竜型のフォルスロイドが部屋を駆け回っていた。
「「ん?」」
自分達に向けられる視線に気付いたのか振り返ると困惑したようなヴァンとエールが見つめていた。
「あーーーっ!見つけた破壊神の器っ!こんなに早く見つけられるなんて滅茶苦茶ラッキーッ!!あんたをさっさと回収して今の人間と弱ーいレプリロイドを燃やしてやるんだから!!」
それを聞いたヴァンとエールの表情が険しくなる。
「やれやれ…今日は客が多いなぁ…おめえらだな?うちらのライブメタル奪って回ってる奴らは…モデルVは見つからねえし、こんな小娘が仕事場を荒らすし、踏んだり蹴ったりだ…こうなったらこのモデルFのフォルスロイド、フランマールの面子にかけておめえらをぶっ倒して、うちらのライブメタル全部取り返したる!」
「ふざけないで、あれはプレリーのお姉さんが作った物よ!あんた達の物じゃない!!」
少なくともモデルH達はセルパンのような者が手にしていい物ではない。
あれはガーディアンの初代司令官が平和のために残したのだから。
「速攻で倒してやる!」
「モデルFのデータは…両腕にあるようだな…そこにあまり攻撃するな」
モデルHの指示を聞きながらエールはダブルセイバーを構えて突撃した。
「お前、復活したイレギュラーだな?」
セイバーを構えながらイレギュラーを見上げる。
「キャハハハッ!アタシにはソル・ティターニャンの名前があるんだけどー?アンタ、チョー気合入ってんじゃん!あ、でも生意気そうな顔はチョーむかつくー、もっとこう、汗とか涙とか、ズルズルに垂らしてさっ!ヒーヒー言って命乞いしてみせてよ!」
「誰がするか、お前を倒させてもらう!!」
ヴァンはサンダーチップを起動させた状態でティターニャンに向かっていった。
「チョーうざいんだけどー!?破壊神の器じゃなかったら燃やしてたのにーっ!!」
火炎放射を放ちながらティターニャンは前進する。
それをかわしながらチャージセイバーで攻撃すると感電して仰け反る。
「キャアッ!?ホントにむかつくーっ!その姿、あいつにそっくりだから余計にむかつくんだけどーっ!!」
「あいつって…モデルZのオリジナルか?」
復活したイレギュラーはモデルZのオリジナルに破壊された者ばかりだそうなので、
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