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遊戯王GX−音速の機械戦士−
―運命の教理―
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たネオスだったが、十代は再び引いたらしい……流石、俺のドローは奇跡を呼ぶと自称するだけある。
そして、これまではエッジマンしかいなかった上級E・HEROのサポートカード、《E・HERO ネクロダークマン》の効果を発動して召喚される新ヒーロー、ネオスをどうやって使うか……?

「更に《ヒーローハート》を発動! ネオスの攻撃力を半分することで、このターン二回攻撃が出来る!」

 二回攻撃が出来るのは良いが、攻撃力を半分にしたことによって、戦闘破壊出来るモンスターはもはやダンクガイのみ。
だが、E・HEROには強力な戦闘サポートカードがある。

「ヒーローの戦うべきフィールドって奴を、見せてやるぜ! 《摩天楼−スカイスクレイパー》を発動!」

 深夜のデュエル・アカデミアのデュエル場が、E・HEROの戦うフィールドたる高層ビル街へと変化していく。
その中央にそびえ立った一際大きいビルの頂上へと、ネオスは降り立っていた。

「バトル! ネオスでダッシュガイに攻撃! ラス・オブ・ネオス!」

 高層ビルから急降下しての一撃に、ダッシュガイはとても耐えきれず破壊された。

「ちっ……」


エドLP4200→4050

 そしてダッシュガイを破壊した勢いそのまま、ネオスは次なる目標へと目を付けた。

「《ヒーローハート》の効果でダイヤモンドガイに攻撃! ラス・オブ・ネオス!」

 攻撃表示のダンクガイではなく、より効果が厄介なダイヤモンドガイへと標的を変え、ネオスのチョップが炸裂した。

 これで、四回にも渡った通常魔法を未来に飛ばすという厄介な効果を持つダイヤモンドガイも、ドレッドガイの攻撃力を大幅に増やしていた主力アタッカーであるダッシュガイが破壊され、エースであるドレッドガイの攻撃力は既にダンクガイと同じ1200ポイント。
よって、ライフ・ストリーム・ドラゴンの敵じゃない……!

「ライフ・ストリーム・ドラゴンで、ドレッドガイに攻撃だ! ライフ・イズ・ビューティーホール!」

 ライフ・ストリーム・ドラゴンが口から放った光弾が、その高攻撃力で長く君臨していたドレッドガイを消し飛ばした。

「うわああっ!」

エドLP4050→2350

 十代の奇策、ヒーローハート+スカイスクレイパーによって、エドのフィールドは崩壊した。
残るは一枚のリバースカードと、攻撃表示のダンクガイのみだ。

「よっしゃ、ターンエンドだぜ!」

「……僕のターン、ドロー!」

 今ドレッドガイを蘇生してもダンクガイと同じ攻撃力にしかならず、攻撃力が戻ったネオスと、ライフ・ストリーム・ドラゴンの攻撃力を超えられるとは思えない。
ならば、警戒すべきは先のターンで、ダイヤモンドガイにより未来に飛ばされて
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