―運命の教理―
[16/17]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
同調》が、ようやく日の目を見る。
「バトルフェイズ中にシンクロ召喚……? お前のフィールドにチューナーモンスターはいないだろう」
プロであるのだから当然として、シンクロ召喚についても一通りの研究をしてきたらしいエドだが、流石に三幻魔戦で姿を見せた俺の切り札についての情報は持ってはいまい。
「ライフ・ストリーム・ドラゴンは……チューナーモンスターだ! レベル2のスピード・ウォリアー二体に、レベル3となったライフ・ストリーム・ドラゴンをチューニング!」
シンクロモンスターであるが、何故かチューナーモンスターであるライフ・ストリーム・ドラゴン。
元々のレベルが8と高いせいで、このようなレベル変動カードを使わねばとてもシンクロ召喚には使えないが。
「集いし闇が現れし時、光の戦士が光来する! 光差す道となれ! シンクロ召喚!」
合計レベルは7……召喚するのはレベルはパワーツール・ドラゴンと同じレベルの、光の機械戦士!
「現れろ、《ライトニング・ウォリアー》!」
ライトニング・ウォリアー
ATK2400
DEF1200
《緊急同調》という名の通りに緊急でシンクロ召喚され、未だバトルフェイズ中のために更なる攻撃が可能となる。
そしてエドのフィールドには、ドグマガイを失い攻撃力が0となったが、ダガーガイの効果によってギリギリ800を保っているドレッドガイのみだった。
「ライトニング・ウォリアーで、ドレッドガイに攻撃! ライトニング・パニッシャー!」
ライトニング・ウォリアーの腕にまばゆい光がほとばしり、雷光のような瞬きを携えてドレッドガイを蹴散らした。
エドLP1950→350
「ぐっ……だがまだだ!」
「いいや、これで終わりさ。ライトニング・ウォリアーが相手モンスターを破壊した時、相手の手札×300ポイントのダメージを与える!」
エドの手札にあるカードの枚数は二枚。
エドに与える効果ダメージは、600ポイントだ……!
「ライトニング・レイ!」
「うわあああっ!」
エドLP350→0
ライトニング・ウォリアーが放った光線がエドを貫き、ライフを0にしてデュエルを決着に導いた。
「よっしゃあああああッ! ……楽しいデュエルだったぜ」
「ガッチャ! 楽しいデュエルだったぜ!」
俺と十代の勝利後の決めセリフが同時に放たれたと同時に、俺の横にいたライトニング・ウォリアーが消えてデュエルが終結したことを真に知らせた。
「……僕の負け、か」
目をつぶって、自分の胸に刻むかのように呟いた。
負けた、と言えども俺と十代の二人がかりでなんとか互角……いや、それでも圧されていたのだから恐れ入る。
「じゃあな。次
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ