第3話
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た。
ラ、ラブコメって///
私が動揺している間にハヤ太くんが返事を返した。
「す、すいませんお嬢様。あとマリアさん! このやり取りの中の何処にラブコメの要素があるんですか!!」
「夫婦喧嘩とか…」
「違います!! それに夫婦だと、もはやラブコメよりレベル上がってるじゃないですか!!」
「そうなんですか?その人たちに、よると思いますけど? それに、私の言ったのは仲の良い恋人たちの喧嘩の例え…」
「それも違いますし、まず僕と瀬川さんは喧嘩なんてしていません!!! ですよね? 瀬川さん!!」
ハヤ太くん…そんなに否定しなくてもいいんじゃ……
そう思いながらも
「う、うん」と、返事を返した。
「ほら瀬川さんもこう言って…」
「分かりましたから……早く説明して下さい二人とも…」
ハヤ太くんが言葉に、かぶせるようにしてマリアさんが言った。
て!? そうだった!!
「そ、そうだったね。えっと、私が何でここに…」
「瀬川さん、説明は僕が言いますから」
再びハヤ太くんがそう言ってきたので、
「いいよ。私が…」
「ええーい!! また同じことしてるでない!! このバカどもがー!!」
と言い返そうとしたが、ナギちゃんに怒られた。
「すいませんお嬢様…」
「ごめんね、ナギちゃん」
私とハヤ太くんは謝った。
「とりあえず、どちらか一人ではなく二人で説明したらどうでしか?」
そこに、マリアさんが名案をだしてくれた。
「そうですね」
「そうだね」
そうやってマリアさんの案を聞いて、やっと説明しようとしたら奥から
「何を玄関で騒いでるんだよ…」
「何かあったの?」
と、呆れ顔の千春ちゃんと不思議そうなヒナちゃんが来た。来てから、ヒナちゃん達は私に気ずいて
「ん? …なんでここに泉がいるの?」
「ああ、私もヒナと同意見だ。」
と、言われた。
また説明しようとしたのに人が…
ハヤ太くんも同じに思ったのか、こんな提案をだした。
「お嬢様、マリアさん。玄関で話をするのもなんですし、奥に行ってから説明させてくれませんか?」
「うむ。分かった」
「分かりました」
ハヤ太くんの意見を聞いて二人も分かってくれた。
そこでやっと私はハヤ太くんに案内されアパートに上がり奥へ向かった。
「どうぞ、瀬川さん」
「ありがとね。お邪魔しま〜す」
ちなみに玄関に入ってから奥まで行くのに、30分くらい過ぎていた。
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