第二十二話 特訓
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ヴァンとエールはハリケンヌとの戦いで得たヒントや力で新技をガーディアンベースのトレーニングルームで練習していた。
「良いかエール、力を全て取り戻した俺のチャージ段階が一段階上がったのは分かるな?」
「うん、モデルZXのチャージのようになったのが分かるよ」
感覚的だが、エールもモデルHXの変化を感じ取っていた。
今まではモデルZXのセミチャージくらいのエネルギーしか発揮出来なかったが、今ではフルチャージくらいのエネルギーは発揮出来るはずだ。
「エネルギーをフルチャージした状態で放つ技をプラズマサイクロンと言う。この技は射程制限はあるが威力は保証する。炎属性の敵と戦う際に当てることさえ出来れば絶大な効果を発揮するだろう」
「分かった。モデルZXのフルチャージの要領で良いんだよね?」
「そうだ。片方ずつのセイバーでチャージが出来るのは変わらんからプラズマビットと同じように連続で放つことが出来る……が、プラズマサイクロンはプラズマビットよりもエネルギーの消費が激しいので使用には気を付けろ」
モデルHはプラズマサイクロンの利点と注意点を説明すると、エールも頷き、ヴァンもまたセイバーを構えて技を練習した。
ハイボルトとハリケンヌの攻撃を見て頭に浮かんだ…恐らくはモデルOのオリジナルが使っていた技なのだろうそれを繰り出した。
「…はあっ!!」
セイバーを横薙ぎに振るうと、ソニックブームが放たれた。
モデルHXの物よりも射程が長く、セイバーで距離を取られた際に使えそうだ。
属性に対応しているかを確かめるためにヴァンはエレメントチップを起動させる。
フレイム、アイスチップを試すが変化はなし。
サンダーチップを起動させてセイバーを振るうと電気属性がソニックブームに付加された。
「使えそうだな…」
エールが今使っているプラズマサイクロン程の威力はないが、使い勝手は良さそうだ。
頭の中にどんどん浮かぶ技。
しかし残りのはまだ朧気でイメージが掴めないので、これからも他の属性の敵と戦っていけば自ずと分かっていくだろう。
「凄い威力…これがモデルHの本当の力なんだ…」
早速プラズマサイクロンを使ってみたエールはその威力に下を巻いた。
「そうだ。オーバードライブも上手く使えば更なる威力の向上が見込める。使いこなせるように努力することだ」
「へっ!俺様の本当の力はこいつよりも凄いんだぜ!その気になりゃこいつの出番なんて…」
「戦闘馬鹿ー?あんた属性の相性って知ってる?どう足掻いても炎属性の相手はキザ坊やに不利だからあんたに勝ち目ないわよ」
「うるせーっ!そんなもん気合いでカバーすんだよ!!」
「出来るわけないでしょ戦闘大馬鹿」
モデ
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