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【完結】RE: ハイスクール D×D +夜天の書(TS転生オリ主最強、アンチもあるよ?)
第2章 見習い悪魔と不死鳥のハーレム団
第10話 開幕のゴングは不死鳥のハーレム団とともに
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うだ。


「っく、焼き鳥だとッ!?下手にでてやれば、人間風情がふざけやがってッ!!!
俺を――誇り高きフェニックス家の長男を貶めたのだ。
地に這いつくばって詫びろ。今なら許してやるぞ?」

「地に這いつくばるのは、お前の方だ、焼き鳥。いまここで灰にしてやろうか?」


 互いに臨戦態勢をとる。
 あとほんの少しで戦いがはじまろうとした――その時だった。


「――お二方とも、落ち着きなさい」


 誰かが小声で制止する。その声は、地の底から響くような威圧がともなっていた。
 慌てて目を向けると、そこにはメイド――魔王サーゼクスの眷属にして女王グレイフィア――がいた。
 最上級悪魔並の実力を持つ彼女の威圧によって、怒気が収まっていく。


「八神様。貴女のことは、サーゼクス様より伺っています――貴女の神器のことも。
先に発言したのはライザー様とはいえ、先ほどの発言は、貴女の言いすぎです」


 物理的な圧力を伴っていそうな眼差しで射抜かれる。
 ようやく、冷静になってみると馬鹿なことをした、と後悔が湧きあがってくる。


「ライザー様も侮辱され激昂なさるお気持ちはわかります。
ですが、この場での決闘は許容できません」
「いや、しかし。フェニックス家を侮辱されたままにすることは――」


 グレイフィアに抑えるように、言われる。
 が、ライザー・フェニックスは納得しているようにみえない。
 なおも言葉を続けようとする彼に対し、


「――そこで、レーティングゲームでの決着を提案します。
彼女は悪魔ではありませんが、強力な神器の保有者です。
ライザー様が戦う予定のお嬢様のチームに入ってもらうのがよろしいかと」

「ほう。神器持ちだったのか。たしかに、普通の人間とは毛色が違うようだ。
だが、リアスにばかり利がありすぎないか?」

「なら、ボクを景品にするといい。お前が勝ったら、下僕にするなりなんなり好きにしろ」
「ほう?」

 一見、ボクは勢い余って勝ち目のない戦いに身を投じているようにみえる。
 その証拠に、ライザー・フェニックスは、下卑た笑いを浮かべていた。
 ボクの予想外な発言に、リアス・グレモリーが声を上げようとして――


「いいだろう。お前から言ったのだ。いまさら取り消すなよ?」
「怖気づくことなどないさ。おのれの分というものを弁えさせてやろう」

「では、双方同意したとみなします。決着はレーティングゲームでお付けください」


 グレイフィアがさっさとまとめにはいる。
 おそらくだが、彼女は、ボクの企みに気づいている。
 いや、ボクの思考を予期して、あの提案を行ったのだろう。


「これは確認なのだが。ボクの神器は、『完
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