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【完結】RE: ハイスクール D×D +夜天の書(TS転生オリ主最強、アンチもあるよ?)
第2章 見習い悪魔と不死鳥のハーレム団
第9話 ウェディングベルは不死鳥とともに
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、とても流暢にこなせる。
ただ、読み書きは苦手なようだ。できれば、面倒をみてやってほしい。
とても、素直で優しい子なんだよ」
と、苦笑しつつも釘をさしておく。
まあ、会話ができるのは、悪魔がもつ翻訳能力おかげなのだがね。
本当に便利な能力である。
ちなみに、読み書きは、「もう少し頑張りましょう」といったところだ。
◆
アーシア・アルジェントが、学園に通い始めて、数日が経った。
外国人――それも美少女――ということで、クラスメイトは、距離を測りかねていた。
しかし、流暢な日本語で会話できる(能力がある)ことが分かると、予想よりも早くに打ち解けていった。
同じ二年生である八神はやてや木場祐斗が何かと世話をしていたというのもある。
しかしながら、彼女の性格が一番の理由だろう。
控え目で優しい性格でありながら、どこか放っておけない雰囲気をしている。
――そんな彼女は、クラスのマスコット的な存在となっていた。
学校に慣れるためという名目でオカルト研に入り、彼女は、毎日のように部室に入り浸っていた。
そんな彼女と一緒に、二年生の二人――八神はやてと木場祐斗――は、部室へと向かう毎日だった。
転生悪魔として、必要な知識を得るためであったが、読み書きを練習して学校に慣れる意味もあった。
しかし、とくに彼女が力をいれていたのは、神器を使いこなすことだった。
悪魔となっても彼女の本質は変わらない。
――祈り、癒す。
祈ると痛みが伴うようになってしまったが、信仰の拠り所である神を否定することはできないらしい。
『よりたくさんの人が病苦から助かりますように』
つまるところ、この一言に彼女の本質は集約されるといってよい。
より大勢を救おうと、日夜努力しているのだった。
そんな生活が二週間ほど続き、今日も旧校舎にある部室へと向かう
最近、彼女には、困っている――というよりは、困惑しているできごとがある。
それは――
(はやてさんは、どうして私と距離を置くようになったのでしょうか)
――八神はやてについてである。
アーシアは、彼女に深く感謝している。
ひょっとすると、現在、仲間として家族のように接してくれているグレモリー眷属の人たちよりも。
恩を感じているし、何かお礼をしたいとも思っている。
はやての助けになるのだったら、どんなことでもしてあげたいとまで、強く願っていた。
――――アーシア・アルジェントは、八神はやてに救われた
それが、彼女の認識だった。おそらく、グレモリー眷属も同様に思っているだろう。
堕天使の保護下で、窮屈で先の見
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