第五十八話 ヌーベルトリステイン
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ーベルトリステインを大きくするんだ……今は農業か漁業ぐらいしか産業は無いが、きっと地下資源が唸るほど取れる場所だってあるだろうし絶対見つけてみせる。そうだ、それらを加工する工業だって建てないとな。ハハハ!」
やる事が有り過ぎて、睡眠時間が削られるほどの嬉しい悲鳴だった。
今の所、原住民との接触は無いが、文字通り無人の野を進むが如く版図を広げるのも面白い、とマクシミリアンは思っていた。
マクシミリアンは首に巻いたカトレア色のマフラーを掴むと、アニエスにニヤリと笑った。
その笑みは、普段の笑みとは一線を画していて、まるで肉食獣を連想させるような笑みだった。
その後、マクシミリアンは僅か一年の間に、地球で言えばマサチューセッツ、ニュージャージー、デラウェア、コネチカット等の北米大陸の東海岸の一部をトリステイン領に組み入れた。
トリステイン王国属州ヌーベルトリステインからの未知の交易品がハルケギニアに流れ込み、各国の経済に影響を与えるのはもう少し先の話。
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