第二十一話 民間人の救出
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部屋全体にショットが飛び交い、直撃を受けた本物が揺らいだ。
「そこだっ!!」
モデルZXに変身してヴァンが好んで使う回転斬りからのセイバー三連?をお見舞いする。
「っ!何とマナーのなっていない…この音色を聞くがいい!!」
壁や地面に反射する超音波を発射し、エールは回避しようとするがかわしきれずに何発か受ける。
「っ!!」
「さあ、私の下僕の餌食となるがいい!!」
無数の蝙蝠型メカニロイドがエールに迫る。
「モデルP、力を貸して!!」
「承知した」
オーバードライブを発動すると、エールはモデルPXの特殊ダッシュで攻撃をかわすと、その状態で右腕をチャージする。
「とどめっ!!」
十字手裏剣を投擲すると、ヘルバットの胴体を両断した。
「キ、キキキキ…まさか私がこのような愚か者に…っ!?」
「今の人間を舐めないでよね」
「確かに一人では非力かもしれぬ。しかし仲間の力が合わされば貴様に負ける道理はない」
エールとモデルPがヘルバットに言うものの、ヘルバットはそれを認めようとはしなかった。
「キキ…仲間…?認めない…そんなものに私が負けるなどーーーっ!!」
ヘルバットの爆発を見届けると、ハリケンヌの残骸からデータがモデルHに戻っていく。
「どうモデルH?」
「ああ、パスコードと共になくした力を取り戻すことが出来た…礼を言おう。だが…パスコードの自動修復には時間が必要だ。少し待っていてくれ」
「流石にすぐには直らないか…奥の部屋に行くぞエール」
「うん」
閉じ込められている人々を助けるために奥のシャッターを抉じ開けて、奥の部屋に向かう二人であった。
奥の部屋に入ると、中は薄暗かった。
『その部屋に囚われた人々がいるのね。助けてあげて』
プレリーの指示に従って電磁シャッターの装置を破壊し、人々を救出し、ヴァンは少しでも恐怖を与えないように距離を取った。
「た…助かったぁー!後少しで、僕達も奴らにサイバーエルフにされてしまうとこだったよ…本当にありがとう!」
「あんた達がサイバーエルフにされる?」
「どういうことなの?」
ヴァンとエールが彼の言葉に疑問符を浮かべながら尋ねる。
距離を取っていたことが幸いしたのか、モデルOの異質な気配に怯えることなく事情を話してくれた。
「奴らは…僕らから全ての記憶のデータを抜き出して、サイバーエルフを作ってるんだ。それも、散々僕らを怖がらせてからさ。目の前で、仲間がどんどんサイバーエルフにされていくのをここで見せつけられてたんだ…」
『それで…あんなに大量のサイバーエルフを作ることが出来たのね…何て酷いことを…この人達は、私が街まで転送するわ。お疲
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