第二十一話 民間人の救出
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に蝙蝠型のメカニロイドが飛び出してハリケンヌを地面に叩き落とす。
「ぐっ!」
「下品な戦い方です。どうやら数百年の経過と共にマナーを忘れてしまったようですね。私があなた方への冥土の土産にマナーを教えて差し上げましょう。紳士と淑女の戦いのマナーその一、攻撃の際は無駄な動きはしないことです。いくら速かろうと動きに無駄があればその速さを殺してしまいますからね。曲がりなりにもあの賢将の力を持つ者がそれを理解していないとは…あの方の魂の破片を持つ小物も適材適所と言うものを理解していませんね」
「ぐうう…っ!」
嘲笑と共に言われたハリケンヌの表情が屈辱に歪む。
「…なるほど、こいつは確かにエールに任せた方が良さそうだな…頼めるか?」
「任せて、ヴァンはそいつをお願い」
エールはモデルPXの状態でヘルバットに挑み、ヴァンはハリケンヌと相対した。
「退きな、あんたはあいつの後で斬り刻んでやるよっ!」
「そいつは無理だな。あいつはエールが倒すし、お前は俺に倒されるからな」
アイスチップを起動して武器のチャージ攻撃に氷属性を付加させると、バスターショットを構えた。
「どいつもこいつもアタシを馬鹿にしてくれちゃって…舐めてんじゃないよっ!!」
二発同時に竜巻を発射してくるハリケンヌだが、壁を蹴り登ってからのダッシュジャンプでかわしてチャージバスターを当てるとハリケンヌの体は瞬く間に凍結する。
「この…っ!!」
氷を砕いてヴァンの真上にジャンプし、足元に竜巻を起こしながら降下してくる。
ヴァンはギリギリまでタイミングを見計らって一気に壁に向かってダッシュし、急降下をかわすとセイバーを抜きながらダブルジャンプで距離を詰めてチャージセイバーをぶつける。
「がはっ!?」
「こんなもんか?これなら同じモデルHのフォルスロイドでもハイボルトの方が強かったぞ」
「っ!生意気なんだよっ!!」
氷を砕いて首のカッターを高速回転させて真空波を放ってきた。
「ふっ!!」
ダッシュでそれをかわすと距離を詰めながらチャージバスター、それからナックルによるアッパーカットを叩き込む。
「ごはっ!?」
「ふっ!!はっ!!たあっ!!」
追撃のセイバー三連?によってハリケンヌの体に痛々しい傷が刻まれる。
「ば、馬鹿な…アタシがこんなガキに…一方的に…!?」
「…………」
パープリルとの戦いから徐々に力が増していき、体の使い方が以前以上に分かるようになってきた。
これはモデルOの侵食が深刻化していることを意味するのだが、今はそれでも構わない。
「認めるかーーーっ!!」
再び竜巻を発射し、次は真空波を発射してくるハリケンヌに対してヴァンはそれ
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