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DQ3 そして現実へ…  (リュカ伝その2)
田舎者
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動かない…

「…やれやれ………めんどくせーなぁ…」
そう言いリュカは、手近な岩を両手で挟み、いとも簡単に持ち上げた!
「「「え!?」」」

「何で異世界まで来て、奴隷時代を思い出さなければならないんだ!?」
そう愚痴りながら、普段歩くのと同じペースで岩を運ぶリュカ。
それを唖然と見つめるアルル達…

「だからムカつくんだよ、あの人!こんだけ凄い人なのに、普段は何もしない…」
ティミーが小声で父親に悪態を吐く。
妻は夫の凄さを再確認し、瞳を潤ませ更なる恋へと落ちて行く。


3つのスイッチを3つの岩で作動させると、更に奥へと続く隠し通路が現れた。
一行はリュカを先頭に奥へと進む。
其処には古ぼけた奇妙な壺が1つ…

「あれぇ?これが『最後の鍵』?壺じゃないのこれ!?」
リュカは壺を手に取り、中を覗き壺を振る。
「中にも鍵は入ってないよ」
「どういう事ですかねぇ…?」
アルルが壺を受け取り、不思議そうに小首を傾げる…
そんな彼女の仕草を見て、胸が高鳴るティミー…
そしてそれを嬉しそうに眺めるリュカとビアンカ…

果たして最後の鍵は手にはいるのか…
勇者カップルの恋は実るのか…
ウルフとマリーも気になりますね!




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