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DQ3 そして現実へ…  (リュカ伝その2)
田舎者
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た瞳で睨みながら、門兵へと1歩踏み込むビアンカ…

「ま、間違えちゃったぁ〜!ぼ、僕…寝不足で寝てたみたい!…何か変な寝言、言っちゃいましたか?ご、ごめんねぇ〜………あ、あは…あはは…あははははは……………」
門兵は通路の端で小さくなり、うわずった声で一生懸命言い訳をする。

「そ、そうだよね!寝言だよね!大変な仕事だもんね…寝ちゃうよそりゃ…」
そう言いリュカは、門兵を庇う様にビアンカを城内へと進ませる。
門兵とすれ違う際ビアンカは、魔王も怯む視線を投げ付け先へ進む。
アルル一行が城内へ入ったのを見届けた門兵は、力無く蹲り呟いた…
「この仕事…こんなに怖かったけ?」




重い沈黙の中、城内を暫く進むアルル一行。
入口から離れ、誰も居ない空間に来るとリュカが蹲る!
「……くっ……うぅぅぅ………」
「リュカさん、どうしました!!」
アルルが心配で思わず声を掛けた………

「くっくっくっ………あはははははははは!!」
リュカは腹を抱えて笑い出す!
「ふふふ………あはははは!」
それを見たビアンカも同じように笑い出した!
状況の理解出来ないアルル達…
「この夫婦…最悪だ…」
状況の理解出来たティミーとマリー。

笑いの収まったリュカに、マリーが確認の為問いただす。
「お父様…お母様……先程のご立腹は、お芝居ですの?」
「うん。だってカンダタがさ、『田舎者は城に入れない』って言ったじゃん。しかも『俺達見た目が田舎者』とも言ったじゃん。門前払いを喰らう可能性があったからさ、ビアンカと相談したんだ!」
リュカは妻を抱き寄せ、爽やかにキスをする。

「そうなの!リュカがね、『田舎者』って言われたら、両手にメラを灯して怒って見せようって………どうだった、私の演技は?」
そして夫に抱き付きイチャイチャ始める馬鹿夫婦。
そんな夫婦を見て、胃を押さえるアルル…
ティミーはアルルの肩に優しく手を乗せ、常備薬の胃薬を渡した。
ウルフとマリーは声を揃えて呟いた。
「「酷い…」」


城内を暫く探索すると、地下に異様な空間を見つけた。
そこは、それ程広くない通路に大岩が3個…
少し奥の床には、かなりの重量がなければ反応しないスイッチが3つ…

「何だ此処は?」
リュカが不思議そうに周囲を調べる。
「お父様、きっとパズルですわよ!3個の岩に、3つのスイッチ!この岩の重みでスイッチを押すんですわ、きっと!」
マリーが瞳を輝かせ、この仕掛けの謎を解いた。
「何そのめんどくせー仕掛け!?何処の馬鹿だよ、こんなの造ったヤツは!」

「そ、そうは言いますが…結構大変ですよ…この岩、重いですから!」
ティミーが一生懸命岩を動かそうと押している…
それを見てアルルやカンダタも一緒に押すが、あまり
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