決闘・後
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ろう。
「フフ、君もついでKOBにどうだい?ギルメンも歓迎すると思うが」
今日だけで、こんなにもギルドに誘われるなんて・・・なんかの厄日か。
「さっきもほかのメンバーに誘われたが、お断りさせてもらうよ。それに、また違う奴にも言ったが、俺はギルドには絶対入らない」
「藍椿かね?・・・・それを引っ張っていた彼女も、魔王に対抗する《勇者》となりうる素質はあった」
「俺の中では、もう十分ラウ姉は勇者だったさ」
それだけ、俺の中に藍椿は巣食っている。意志を継ぐ、そんな大仰なことは俺にはできないが、せめてラウ姉が目指していたものを忘れない様にしている。
「すまないな、こんな辛気臭い話しにしてしまって」
「構わないって・・・。じゃ、また今度」
これ以上話が過去の事へと進まない内に、俺はヒースと別れた。
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