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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第79話
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もない女性のようね……」
「フッ、機会があれば是非ともお目にかかりたいものだね。」
エイフェリアの事を知ったその場にいる多くの者達が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中アリサは表情を引き攣らせて呟き、アンゼリカは興味ありげな表情を浮かべた。

「フフッ、ちなみにエイフェリア様はドワーフの血を引いている事から見た目は少女のような外見ですが、恐らく年齢は”見た目通りの年齢ではない”と思いますわよ?」
「”ドワーフ”の血まで引いているとはね……恐らく技術者として優れているのはその血筋も関係しているのでしょうね。」
「ええ……伝承等ではドワーフは”技術”に優れた種族との事だし……」
「ぐぬぬ……っ!そのエイフェリアとやらは妾と”キャラかぶり”する者ではないか!」
苦笑しながら答えたメサイアの補足説明を聞いたセリーヌとエマは真剣な表情で考え込み、ローゼリアは唸り声を上げた後悔しそうな表情で声を上げ、ローゼリアの発言にその場にいる多くの者達は脱力した。
「いや、被っているのは”少女のような外見で見た目通りの年齢ではない事”くらいで、他は全然被っていないでしょうが。」
「アハハ……えっと、最後の一人はどんな人なのかな?」
ジト目でローゼリアに指摘するセリーヌの言葉に苦笑したトワは表情を引き締めて続きを促した。

「最後の一人――――――ガルムス・グリズラー元帥は”武”の高みを目指し続ける歴戦の老将として、敬意と畏怖を込めて”戦鬼”と呼ばれている武人ですわ。」
「”戦鬼”……まさか”星座”の赤の戦鬼(オーガロッソ)の異名と被る人物までいるとはね。ひょっとしたら、赤の戦鬼(オーガロッソ)と互角かもしれないね。」
「下手したら”それ以上”かもしれないわよ……話を聞いた感じ、”槍の聖女”に近い部分もあるようだし。」
「ええ……歴戦の勇将で”武”の高みを目指し続けている武人との事ですから、間違いなく相当な使い手なのでしょうね。」
ガルムスの事を知ったフィーとサラ、ラウラはそれぞれ真剣な表情で呟いた。
「あ”……え、えっと……祝勝会で、そのガルムス様とも話をする機会があったのですが……ガルムス様は例の資産凍結宣言が行われる前に起こった赤い星座を含めた多くの猟兵団によるクロスベル襲撃の際に、その赤の戦鬼(オーガロッソ)という人物を一対一で戦い、圧勝した武勇伝を聞かせて頂きましたわ。」
「何ですって!?」
「あの赤の戦鬼(オーガロッソ)を一対一で圧勝したって事は団長もそうだけど”闘神”すらも圧勝できる可能性が高い凄まじい使い手なんだろうね。」
フィーたちの推測を聞いてある事を思い出したメサイアは苦笑しながら答え、驚愕の事実を知ったサラは血相を変えて声を上げ、フィーは真剣な表情で推測した。

「えっと……ちなみにメサイアさんのお母さん―
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